ゼニバコZENIBAKO / オールドマネーボックス


今から100年以上前、日本製と思われるかなり古い木箱です。
こちらはアンティークファンのお客様からの下取り品として入荷したお品になります。

見ての通り、「銭箱」あるいは「千両箱」として使われていたものと思われます。
明らかにリプロ(復刻品)ではなく、江戸時代後期以降の経年を感じさせる和骨董です。

でも・・テレビの時代劇で、鼠(ねずみ)小僧が小脇にかかえて、屋根の上を走り渡っていく、
というような、かわいげのあるシロモノではありません。

小脇に抱えられなくもないサイズではありますが、とにかく重い!

成人男性でも腰の悪い人には持ちあげるのに注意が必要なほどの重量。
計ったわけではありませんので、感覚的なものですが、ゆうに10kg以上はあるのでは、と思われます。

これに大判小判が千両分入ったとしたら・・おそらく、とても一人では持ちあげられないほどの
重量となっていたことでしょう。

お相撲さんだって小脇に抱えて走るような芸当は絶対にできないと思います。

素材は樫(かし)とか楡(にれ)、あるいは楢(なら)系の広葉樹と思われますが、
繊維のみっちりと詰まった分厚い広葉樹系の天然木に、
鍛冶屋で鍛錬されたような硬い錬鉄の錠前と太鼓鋲で
あたかも現代のジュラルミンのトランクのように、がっちりと構成されているわけですから、
相当な重量になるのも当然といえば当然。

確かに当時のセキュリティボックスとしての機能は十分に果たしていたことでしょう。

オリジナルの錠は今でも使用可能となっていますので、現代でもちょっとした金庫代りに使えるかもしれませんが、
アンティークファンとしては、西洋骨董と組み合わせて、
プロっぽいインテリアの演出ツールにご利用いただきたいところですね。

堅牢な作りは、腰掛けやコーヒーテーブル代わりとしても、充分にお使いいただけます。

当時の西洋人も目を見張った日本の造形技術。
間違いなく、価値あるコレクティングファニチャーとご案内させていただきます・・。

(Buyer/YM)



価格(税込): 37,800 円
参考市場価格: 36,750 円
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