スーパークオリティインレイドマホガニー エドワーディアン グラスキャビネット

20世紀初めに製作された、グッドスタイリングなエドワーディアンスタイルのブックキャビネットです。
書庫としてもコレクションケースとしてもお使いいただける最高級の実用アンティークです。
美しい・・。
一寸の非の打ちどころもない端正なパーフェクトフォルム、
そしてトップクオリティのインレイマホガニーの色鮮やかな彩り・・。
本当に、息を呑むほどに美しいキャビネットです。
実際、ズシッと重みのある良質なソリッド・マホガニーの躯体は、ご覧の通り木目も美しく、
「金」の繊維が華やかに輝く“レッド・マホガニー”カラーのすばらしいマテリアルです。
前オーナーも大事にお使いになられていたのでしょう、
手荒に使われたような形跡もなく、木肌には良く磨き上げられた自然な艶があります。
アンティークとしてとても良い風合いです
デザインはイギリス18世紀、“シェラトン”スタイルをベースにした、
“エドワーディアン”スタイル。
シェラトンスタイルとは何度もご紹介させていただいておりますとおり、
18世紀に活躍した初期の家具デザイナー、“トーマス・シェラトン”の家具様式で、
彼の活躍した時代は俗にイギリス家具の「黄金時代」とまで称されている、
歴史上、最高の家具がつくられていた時代です。
このキャビネットは、そのシェラトンスタイルの人気が再燃したエドワーディアンのころのデザインで、
直線的で繊細なプロポーション、インレイマホガニーのハイクオリティな素材品質など、
そのエッセンスは確かに当世のエドワーディアンスタイルとして受け継がれています。
エドワーディアンスタイルは当時の貴族階級に大変人気のあったデザインです。
ちなみに“エドワーディアン”期は、非常に短い期間でしたが、
クラシック家具の歴史上最後の古典様式にあたるため、商業的な骨董的価値としてだけではなく、
家具のデザイン史を研究する上でも、とても意義深いデザインです。
スクエアな“テーパードレッグ”(先細りの脚)や、シルエットを引き締めるストリンギング(線象嵌)、
マホガニーの美しい木取り、”ゴシック”の尖塔形を抽象化したようにも見える、ガラス戸のパネルデザイン等々、
クラシカルな“トーマス・シェラトン”様式を忠実に再現しつつ、
この家具が製作された当世風にデザインアレンジを加えています。
コンディションやディテールのつくりこみは、お写真でご覧いただければ
ある程度ご判断いただけるとは思いますが、
心で感じる感性的な部分でもさまざまな雰囲気作りの工夫が見られ、
家具としての完成度は非常に高いと思います。
無垢を削り出したシャープなシェラトンスタイルのシルエットラインと、
黄金色に輝く、あでやかなレッドマホガニーのエクステリア・デザインが
本当に琴線を揺さぶるほど、表情豊かです。
デニムがお勧めできない理由はどこにもありません・・。
(Buyer/YM)
価格(税込):
216,000
円
参考市場価格:
210,000
円
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LOCKON CO.,LTD.