The Village lane / Oil painting


デニムがおすすめする”アンティークインテリア”のオイルペインティング(油絵)です。

ほのぼのとした古き良き時代のヴィレッジシーン。
"The Village lane "(村の小路)と名付けられた風景画です。

作者はK.Adams。
19世紀から20世紀にかけて活動していたイギリス人の風景画家になります。

アダムスについては、それほど多くの作品が残されているわけではないようですので、
彼のバイオグラフィも残念ながら詳細は入手することはできませんでした。

ただ、国際的なファインアートのオークションハウスでも、彼の作品は検索できますので、
間違いなく、この世界では彼の作品が一定以上の評価を受けていることがわかります。

筆者がいくつかのアダムスの作品を見た限りでは、
彼は「街」を好んでモチーフにしているように思われました。

こちらは「田舎町(村)」を描いた牧歌的な作品になりますが、
ある作品では都会の街並みを描いています。
特にカントリーシーンにこだわりはないように思われます。

しかしいずれも描写される構成要素は共通していて、
その街の「建物」、人々の行きかう「通り」、そして、その街に生きる「人々」、です。

タウンスケープを得意とするペインター、という表現が適切であるならば、
彼は率直に、そのようなタイプの作家に入ることでしょう。
彼が描きたかったのは「その街のその瞬間」です。

さて、描写された絵についてですが、本当に、とてもかわいらしい街並み。
まるで絵本の中に出てきそうな「わらぶき屋根」のキュートな家々が連なる、ヨーロッパの農村の風景です。

タイトルは「村の小道」ということですが、見る限り、その村の中心部のストリートなのでしょう、
かなり長い、まっすぐ遠くに抜けた道です。

想像ですが、隣町まで続いていそうな印象。
「生活幹線道路」と表現すればわかりやすいでしょうか。
その通りを絵の中心に据え、「いつもと変わらない」という言葉がしっくりきそうな、ごく日常の風景です。

この絵画はに、その街を生きる当時の人々の、その生活シーンが印象的に描かれていて、
この画角の中に当時の空気がぎゅっと、凝縮されているようです。

そこに登場する人物は、まだ若そうなお母さんとお嬢さん。
近くの牧場から家路に向かっているのでしょうか。

お母さんの手には、デニムのアンティーク雑貨にもよく登場するカッパー製のハーベストジャグが。
右手のかごにはハーブでも摘んできたのでしょうか、
これからお家に帰って食事の支度をする、って日常の雰囲気が手に取るように分かります。

のんびりとした、あたかも時間がゆっくり進んでいるかのような
「古き良き」19世紀の村のワンシーン。

アダムスの生きた時代に、「心のふるさとは?」と聞かれれば、
まちがいなくこんな風景が頭に浮かんだことでしょうね。

実に心温まるファインアートです・・。

(Buyer/YM)



価格(税込): 66,960 円
参考市場価格: 65,100 円
申し訳ございませんが、只今品切れ中です。


[9]かごを見る
[0]TOPページへ

LOCKON CO.,LTD.