ヨゼフ・ホフマンJOSEF HOFFMANベントウッドチェア No4カフェダウムCaf Daum

大変希少なアンティーク・ベントウッドチェアが入荷いたしました。
こちらは1890年前後に製作された、ヨゼフ・ホフマンJOSEF HOFFMANブランドのベントウッドチェアNo.4ダウムです。
まず普通ではお目にかかれない大変希少なアンティーク・ベントウッドチェアです・・。
製造はおそらく当時のトーネット・ムンドスTHONET・MUNDUS、
あるいはJJコーン社製のベントウッドチェアと思われます。
ヨゼフ・ホフマンがムンドスやコーン社とコラボしていたのはちょうど1900年代でしたから
年代的にも合っていると思われます。
ところで、曲げ木椅子のメーカーといえば、“ミヒャエル・トーネット”という偉大な人物が創立した、
元祖ベントウッドチェア、“トーネットThonet”ブランドが有名です。
こちらはトーネット商会により発売された、”No4”というベントウッドチェア最初期のモデルです。
トーネット”No4”は、「世界初の量産家具」という世界史に残る名作椅子である一方、
オーストリアの首都、ウィーンのサロン、"カフェ・ダウム"Cafe Daumで初めて使用された史実により、
コレクターには「カフェダウムの椅子」と呼ばれた著名なモデルです。
そしてこちらは、トーネットの曲げ木の特許が切れた19世紀後半に誕生した、トーネットの前身となった企業、
ムンドスMUNDUS社あるいはJJコーン社製のベントウッドチェア。
とはいえ、彼らが技術的にトーネットより劣っていたということは全くありません。
”ムンドス”について詳しくわかっているわけではありませんが、
ある資料によれば、JJコーン社のようなトーネットに匹敵する大企業とは違って、
当時の中小曲げ木家具メーカー16社が集まった同盟だったそうです。
といっても、後の1917年には両社は合併しコーンムンドス社となりますので、
技術レベルはやはりほぼ同水準だったことが想像できます。
もちろん、どちらの企業もその品質の高さは折り紙つきです。
それは、ヨゼフ・ホフマンといった著名な建築家(兼デザイナー)がこのチェアのように
自身の名を冠して、製造を委託していることでも十分理解ができます。
さらに、トーネットが経営難に陥った1922年、コーン・ムンドスはトーネットとも合併し、
トーネットムンドスとなりますので、最終的にコーン、ムンドスはトーネットの前身ともいうことができます。
いずれにしても、1世紀という時を超え、今でも多くのアンティーク・ベントウッドチェアが実用アンティークとして
世界各地で見ることができるのが何よりの品質の証拠です。
こちらはNo.4ダウムのデザインになりますが、
ヨゼフホフマンの名がつけられているだけあって、背もたれや脚のラインなど、かなり完成度の高い仕上げ振りです。
しかも高い実用性と耐久性を兼ね備えた品質。
さすがヨゼフ・ホフマン、
スーパーエクセレントなアンティークチェアになります・・。
(Buyer/YM)
価格(税込):
165,240
円
参考市場価格:
160,650
円
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LOCKON CO.,LTD.