ニューヘイブンNew Haven インレイローズウッド ヴィクトリアン オールドウォールクロック


イギリス19世紀後半、ヴィクトリアンの時代に製作されたオールドウォールクロックです。
家具の先進国、英国らしいインレイローズウッドの外装ケースで彩られた、
当時の最高級ヴィクトリアンクロックになります。

・・「木の宝石」とも呼ばれる、最高級マテリアルの”ローズウッド”に、
高度なインレイ(象嵌)ワークを施した 見事なデザイン性。

あたかもヴィクトリアンの宮廷家具のようです。

当時のクロックとして世界的に名高い”ブラックフォレスト”のウォルナット製ケースが、
いかにもドイツらしい質実剛健な、その素材品質を最大限に生かした外装ならば、
こちらのインレイローズウッドの英国仕様は、明らかにその製作技術を誇示した外装。

あくまで時計のデザインに限った話ですが、国民性を反映しているようにさえも見えます。

ローズウッドは硬度が高く、繊維の目が詰まり、狂いが許されない楽器などに使われる逸材である反面、
逆に加工には非常に高度な技術を要し、最高の技術をもった家具職人のみしか扱うことのできない、
製作に手間のかかる厄介な素材。

その希少材に、これほど美しいインレイワーク(象嵌)を施すわけですから、
さすが19世紀の匠の技、お見事と言うしかありません。

英国家具によって培われた木工装飾の技術があってはじめて、このような時計ケースが実現できたのでしょう。
家具製作の先進国、イギリスならではのクロックです。

ただしムーブメントに関しては、イギリスはちょっと出遅れていたようで、
こちらの機械もMade in USA。

とはいっても、アンティーク・クロックコレクターなら知らない人はいない、
有名なニューヘイブンクロックThe New Haven Clock Company製です。

ニューヘイブンクロックは、1853年、アメリカ・コネチカット州ニューヘイブンに設立された名門時計メーカー。
1960年にその歴史に幕を閉じますが、1880年代には最盛期を迎え、
高級クロックを中心とした商品構成で、世界各国にその販売網を伸長させました。

ニューヘイブンの商品は日本にも多く輸出されていて、イギリスにおいては現地工場も設立されていたという事です。

こちらのクロックは、そのニューヘイブンのムーブメントを使用して、
イギリス・ロンドンの”A J BOURLET”という時計店が製作したものと思われます。

ムーブメントにはUSAの刻印が入っていたので、イギリス国内で作られたものではなさそうですが、
外装は明らかに英国国内製。

当時の最先端技術とデザインで製作されたトップクオリティのウォールクロックであることに疑いはありません。

さらに、ムーブメントも含めオリジナル性が高く、外観はメンテナンス済みのグッドコンディション。
骨董的価値も非常に高い、正真正銘のコレクションピースです。

きっとコレクターの方にもご期待に添える逸品と思います・・。

(Buyer/YM)



価格(税込): 118,800 円
参考市場価格: 115,500 円
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