アールヌーボースタイル ブラスフレームファイヤースクリーン

19世紀末から20世紀初頭にかけて製作されたイギリスのファイヤースクリーンです。
アールヌーヴォー期のリアルタイムな高級インテリアになります。
・・ファイヤースクリーンとは、ご存知の通り暖炉などの飛び火防止に使う「衝立(ついたて)」。
でも、このキラキラとしたブラス&カットガラスの豪華さを見る限り、
そんな機能家具のイメージはどこへやら・・。
といっても一家の一番大切な空間で、常に目につくインテリアの一つですから、
「こだわり」仕様であるのも当然といえば当然なのかもしれませんけどね。
実際、ファイヤースクリーンは当時の代表的な高級家具。
アンティークとなった今では、アンティークファン垂涎のコレクティングファニチャー(収集目的の家具)になります。
イギリス人といえば、ヨーロッパの中でもどちらかといえば「けち」な国民気質、
と表現されることもありますが、こんなインテリア製作の姿勢を見たりすると、
決してお金を出し惜しみするような人種でないことだけは確かなようです。
所詮は「つい立て」、何もこんなに豪華にしなくても・・と、どちらかと言えば、
非合理的な存在のファイヤースクリーンですが、その製作に費やされた手間隙のおかげで、
半世紀以上を経た、はるかかなたのこの東洋の島国においてすら、
こうして今も尚、人々の目を魅了し続けています。
現代の安価で機能的な家具製作は、文明が導き出したひとつの合理的な答えではありますが、
こちらのような非合理な家具もまた、まぎれもなくひとつの真理、といえそうです。
アンティーク上級者の方にはぜひ、お勧めいたします・・。
(Buyer/YM)
価格(税込):
49,680
円
参考市場価格:
48,300
円
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LOCKON CO.,LTD.