アダムスタイル オーバルホイールバック マホガニーアームチェア


19世紀末から20世紀初めにかけて、イギリスで製作された、数少ない貴重なアンティークチェアです。

ヴィクトリアンからエドワーディアン期に流行した18世紀デザインのリバイバルブーム、ネオクラシカルスタイル。
都会的なアームチェアをベースに、独特のフォルムを形成している、このチェアもまた、
当時のリアルタイムなネオクラシカルデザイン。
そう、英国アンティークのデザイナーズチェアですね。

正確に言うと、「200年前のデザイナーズ家具を復刻した、100年前のアンティークチェア」ということになります。
すなわち、著名な家具デザイナー “ロバート・アダム&ジェームス・アダム”兄弟のチェアを再現した、
ヴィクトリアン末期のリバイバルモデルです。

アダム兄弟は18世紀、家具の黄金期 “ジョージアン”に活躍したデザイナーで、
同時代にはやはり著名な家具&建築デザイナー “ヘップルホワイト”などもいます。

また少し前の時代には、世界初の家具デザイナー “トーマス・チッペンデール”や、
チッペンデールに影響を受けた“トーマス・シェラトン”など、大御所のデザイナーたちが活躍していて、
現代に通じる家具産業の歴史が、実質的にはじまった時代、とされています。

いずれもアンティークファンの方でしたら、耳にした事のある名前ではないでしょうか。

アダム兄弟が活躍したのは、このような「家具デザイナー」という職業が歴史的に誕生した初期の時代でした。

アダム兄弟のデザインスタイルは、直線基調で細身のシルエットラインが特徴。
お花も彫刻もアダムスタイルの象徴的なオーナメントです。

また、背がこちらのチェアのように「盾」型をしていたり、卵型や「日輪」型をしていたりすることが多いですが、
こちらのチェアについてはヴィクトリア時代の家具らしく新旧混合、馬車の車輪”ホイールバック”デザインを取り入れ、
“サンバースト”のようなモダンデザインのようにも見える珍しいデザインにアレンジされています。

さらに、スクエアなテーパードレッグ(四角い先細り脚)がアダムスタイルの特徴ですが、
こちらにはヴィクトリアンのデザイントレンド、ターンドレッグ(円柱状の脚)スタイルが
取り入れられているところも特徴的。

さまざまな様式が折衷された当時のネオクラシカル様式の典型的な作品です。
アメリカの様式家具などにも受け継がれたスタイルですね。

このチェアについては、まさにそんなアダムスタイルを継承した
英国正統のヴィクトリアンチェアになります。

アンティーク好きのお友達にも自信を持って自慢の出来るチェアだと思います。

デニムがお勧めできない理由はどこにもありません・・。

(Buyer/YM)



価格(税込): 138,240 円
参考市場価格: 134,400 円
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