ロブソンズRobsons & Sons ジョージアンスタイル スモールワードローブ


1930年代、イギリスで製作された小振りなスモールワードローブ=フィットローブです。
ジョージアン系のデザイン、そして全面に彩られたレッドマホガニーがとても美しいアンティークアイテムです。
当時の高級注文家具になります。

メーカーはイングランド北部の都市、タイン&ウェアに当時存在したキャビネットメーカー、
ロブソンズ社Robsons&Sons Ltd。

ロブソンズは地元ニューキャッスルの現地アンティーク家具オークションなどでは、かなり高値の付くブランドで、
現地ディーラーからはコレクティングファニチャーのアンティークブランドとして、
”Top Quality”の評価をつけていました。

ロブソンズ社は、オーストラリア政府の議員も務めた名士、
リチャード・ロブソンRichard Robson (18671928)が経営していた英国家具業界名門のキャビネットメーカーです。
20世紀半ばにはハンプトン社Hamptons and Sons Ltdの傘下に入りますが、
ハンプトン社自体も1830年代、ニューキャッスルでウィリアム ・ハンプトン が創業した宮廷家具専門の最高級家具販売店。

アンティーク家具の”ロブソンズ”ブランドが、高値のつく理由がこれでわかりますね。
貴族のための家具しかつくっていなかったのですから、高価なのは当然。

ちなみに以前ご案内させていただいた「SB0336 ロブソンズRobsons&Sons スーパーマホガニーサイドボード」や
「SB0335 Laidler Robsons Furnishersオークサイドボード」もロブソンズ社製です。
つまり、これらの家具も宮廷家具級だった、と。

確かにこのスモールローブを見る限りでも、厚く大きな無垢板を贅沢に使った
最高品質のマホガニーキャビネットと思います。

素材品質は非常に高く、作りも、釘を使わない昔からのほぞ組みの製法で丁寧に行われており、
非常に優良な高級木工家具メーカーであることがわかります。

ズシッと重みのある良質なソリッド・マホガニーで躯体を構成し、その天板に象徴されるように、
化粧張りではなく木目のきれいな1枚の無垢板で見せているほどのスーパークオリティです。

もちろん20世紀半ばの家具ともなると、底板や背板は交換すべき消耗材として、
化粧合板が使用されておりますが、それもいたし方のないところ。
使う側の立場に立って、家具の見どころの部分には美しい筋目の杢を無垢で使用しています。
とてもよく考えられた良い家具と思います。

キャビネットメーカーとして非常に経験値の高いテクニックです。

もちろんこれほどの家具ですから、前オーナーも大事にお使いになられていたのでしょう、
目立ったダメージもなく、木肌には良く磨きこまれた美しい艶があります。
コンディション的にも間違いなく一級品と思います。

デザイン的には、英国式のジョージアンスタイルをミッドセンチュリー風にアレンジしたデザインで、
古くから見られるイギリスの正当な家具デザインになります。

アールデコの時代らしい、ちょっとレトロモダンなルックスで、
不必要な装飾を廃することで、現代家具とも馴染みやすい、近代的なクラシカルスタイルを実現しています。

いずれにしても、とてもこのプライスからは想像できないクオリティです。
きっと当時は、相当な高級取りの方に向けて販売されていた商品なのでしょう。

デニムがお勧めできない理由はどこにもありません・・。

(Buyer/YM)



価格(税込): 149,040 円
参考市場価格: 144,900 円
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