ゲブリュダートーネットGEBRUDER THONET No14 ファーストモデル

「・・無銘?」
では、全くありませんね。(笑)
椅子好きの方も、椅子にほとんど興味のない方でも、誰もが知っている史上空前の名作椅子、
“ミヒャエル・トーネット”1859年デザインの“♯14”チェア、しかもそのファーストモデル復刻版です!!
当サイトでは何度もご紹介していますので、皆様もうご存じのことと思いますが、No14は1895年に発売されたとたん、
いきなりベストセラーとなり、家具の歴史を大きく塗り変えることになった、当時のスーパーハイテクノロジーチェアになります。
そしてこのNo14こそ、その後、40年間の間に実に5千万脚!という想像を絶する出荷量を誇り、
“トーネットThonet”社が「世界帝国」とまで呼ばれるようになる原動力だったのです。
No14のシンプルかつ優美な曲線は、軽量ながら強靭な耐荷重性を持っていて、
100年以上を経た今でも、未だかなりの数の当時のNo14型ベントウッドチェアが残っていることで、その品質の高さが証明されています。
まさにNo14は売れるべくして売れたパーフェクトなプロダクツだったわけですね。
そしてまたNo14を作り上げた“ミヒャエル・トーネット”という人物も、世界の歴史を大きく変えたエポックメイキングな天才デザイナーであり、
比類なき偉大な企業家だったこともベントウッドチェアの爆発的な普及、という史実が明らかにしています。
ところでそんなトーネットのNo14ですが、時代や生産国(工場)によってそのデザインや仕様が微妙に違っていることをご存知ですか?
座面の形状やシート面の材質などは見れば一目でわかりますが、
実は全て同じに見える“ダブルループ”の笠木(トップレイル。背の上部です)の形状は数パターン存在しているのです。
一般的に、ちょっと肩の張った幅広ループの笠木はポーランド(ノヴォラドムスク工場)製、
トップが平らになっていて逆三角形気味のループがドイツ(フランケンベルグ工場)製、
その中間的な形状のダブルループがチェコ(ビストリッツェ工場)製、といわれています。
そして、ちょっと「とんがり頭」気味に見える、丸い気球型の笠木をもつ、こちらのチェアこそ、
No14の記念すべき第1号モデル、オーストラリア(ウィーン工場)製の特徴なのです。
いくらアンティークでもNo14のファーストモデルはさすがに現存はしていないと思いますので、探しても無駄ですよ。
現存している“ウィーンのループ”はこの復刻モデルしか存在しません。
いえ、そういえばウィーンの工芸博物館には1脚展示されていますけど。
トーネットファンの方、このチャンスお見逃しなきよう・・。
(筆者も検討中でございます。笑)
(Buyer/YM)
価格(税込):
48,000
円
参考市場価格:
48,000
円
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LOCKON CO.,LTD.