チッペンデールスタイル モリスMorris ワイルドローズWildRoseマホガニーキャビネット


20世紀初めに製作された、ハイクオリティなグラスキャビネットです。

彩りの鮮やかなキャビネットですね・・。

淡いお花柄の内張りのウォールクロスは、デニムでお張替させていただいたものです。
生地には輸入生地の中でも高い人気を誇る、"モリス商会Morris &Co."のワイルドローズ"WildRose"を使用しています。

アンティーク家具には、なかなかしっくりくる現代生地が少ないのが事実。
そんな中、やはりモリスの生地は英国家具にはしっくりきますね。

こちらの高級キャビネットの「格」とデザインを考慮し、徹底的に吟味してセレクトさせていただきました。

ちなみにワイルドローズは、1883年、モリス自身によりデザインされた、バラ柄の壁紙デザインです。
多種多様なお花と鳥柄で華やかながらも複雑なパターンに構成されています。

躯体は、ズシッと重みのある良質なマホガニーフレームで、ご覧の通り木目も美しく、
華やかに輝く“レッド・マホガニー”カラーのすばらしいマテリアルです。

前オーナーも大事にお使いになられていたのでしょう、
目立ったダメージもなく、木肌には良く磨き上げられた自然な艶があります。
アンティークとして、とても良い風合いです

デザインのベースは18世紀のイギリス・ロココ、“クイーンアン”様式をベースにした、“チッペンデール”スタイル。
クラシカルな伝統様式を踏襲しつつ、この家具が製作された当世風にデザインアレンジが施されています。

全体的にすっきりとしたボウフロント(弓型の前面)のスクエアなフォルムを保ちつつ、
天板周囲には”ボビン”(丸いプチプチ)や”フルーティング”(縦溝)デザインを演出、
また両肩にはアールデコの影響下であることを感じるお花のレリーフを装飾するなど、
新旧のデザインをうまく組み合わせています。

一方、躯体を支える、すっきりとシェイプされた脚部分には、ご存知、優雅な伝統デザインのS字曲線、
“カブリオールレッグ(獣脚)”の“ボウル&クロウ”バージョンを採用し、伝統スタイルを踏襲。

コンパクトなシルエットラインは、脚を品良く配置することで、
全てが計算されつくした、パーフェクト・フォルムを実現しております!

コンディションやディテールのつくりこみは、お写真でご覧いただければ
ある程度そのレベルの高さはご判断いただけると思いますが、
間違いなく、家具としての完成度が非常に高いキャビネットです。

外観も、気品のある"ワイルドローズ" のローズピンク内装色と、
華やかなレッドマホガニーのエクステリア・デザインが、琴線を揺さぶるほど、表情豊かです。

率直に素敵な家具です。
デニムがお勧めできない理由はどこにもありません・・。

(Buyer/YM)



価格(税込): 127,440 円
参考市場価格: 123,900 円
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