シェラトンスタイル インレイマホガニーコーナーキャビネット


なんと今から200年以上前の「本物」!
正真正銘の「シェラトン家具」が入荷してまいりました!!

18世紀末から19世紀初めにかけて、イギリス・ジョージアン(1714-1811)の時代に製作された、
美しいシェラトンスタイルのコーナーキャビネット/シェルフです。

“リッチ”という言葉すら、このキャビネットの前では陳腐でしょうか・・。

端正なインレイで引き締められた華やかなレッドマホガニーの木肌は、色艶も大変美しく、
このキャビネットのボディ全体を淡い光に包みこんでいます。

デザインはご覧のとおりのシェラトンスタイル。
格式高い上品な作り、オリエンタルなガラスドア、そして全体的に調和のとれたシルエット・・、
21世紀の「美的感覚」をもつ私たちさえも充分に魅了する、シェラトン独特のエイジレスな造形美です。

シェラトンスタイルとは、18世紀末当時、トーマスシェラトンがデザインした家具様式のことです。

彼は職人ではなくデザイナーだったため、彼が手がけた家具、というものはそもそも存在していないのですが、
彼が1791年から1794年の3年間に書きあげた家具デザイン集、
「キャビネットメーカー・アンド・アフォルステラーズ・ドローイング・ブック(家具および家具装飾の図面集)」が
当時の家具業界の中で、彼を一躍「時の人」に祀り上げます。

その当時は家具業界が花形産業だった時代。
しかも1763年、フランスとの植民地戦争(7年戦争)に勝利したイギリスには、
多くの富が国内に流れ込み、多くの富裕層が生まれます。
そのため、当時の有能な家具職人たちには、多くのパトロンとなる人物が現れ、
そんなパトロンにスポンサードされた職人たちはこぞって、当時の最先端、
シェラトンデザインの家具を自身の商品に取り入れていきます。

シェラトンの書いたデザイン集は非常に優れた図面集であったため、
当時の職人たちはほとんどが図集に忠実に製作しました。
そのため、1790年代から1800年代初めにかけて、多数の上等な家具が世に生み出される事になるのです。

これが世に言う、「本物」のシェラトン家具、です。
そして、この時期に生み出された多数の良質な家具デザインを総称して、
”シェラトン”様式と呼ぶようになった、ということなのです。

つまり「シェラトン家具」とは、トーマス=シェラトンが作った家具というわけではなく、
彼のデザインを、彼が生きていたリアルタイムな時代に、彼の図面集に忠実に、
当時の有能な家具職人が作った上等な家具の一群、ということだったんですね。

しかも、英国家具が歴史上ピークだった黄金時代の有能な家具職人が作った家具、ということは・・。

世界の家具史上、最高の家具、ということになりませんか?
ちょっと、すごすぎ・・。

まさに、こちらのキャビネットが、そんな当時のリアルタイムに作られた家具。
すなわち世界最高品質の家具、に当たるということになりますね。

印象的なストリンギング(線象嵌)やアストラガル(玉縁状の)ドアモールを用いた
デザイン性もさることながら、200年という歳月を歳月を経ていながらも、一切の歪みを見せず、
当時のままの姿をキープし続ける、この素材品質と製作技術!

・・さすが素晴らしい製品品質です。

相当な技術を持った家具職人と上質な品質の材が出会って
初めてこの世に存在することのできた、完璧なコンビネーションではないでしょうか。
まさに、「英国家具の黄金期」、ジョージアンど真ん中の「本物」シェラトン家具。

その素材の色、艶、質感、きめの細かさは、現代家具で「最高」などと表現される
“ホンジュラス”産マホガニーが中級クラスだった時代に最上級品質だったクラスのものです。

そしてその気品あふれるデザインは、まさに永遠の生命を得ているかのようなフォルム。
そのブロンズに輝く、華やかなレッド・マホガニーの木肌は
200年という時が作り上げた“パテナ(古艶)”を身にまとって、より一層輝きを増しています。

現代ではまず復刻不可能な、最高のコーナーラック。
デニムがお勧めできない理由がどこにありましょうか・・。

(Buyer/YM)



価格(税込): 181,440 円
参考市場価格: 176,400 円
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