トーネットTHONET NO.20 ベントウッドチェア


19世紀後半につくられた旧トーネット社初期のころのベントウッドチェアです。
大変貴重なコレクターズアイテムです。

こちらはまだ、トーネット社がウィーン本社の時代のモデルと思われます。
もしかすると、創業者ミヒャエル・トーネットがまだ生きていた時代であった可能性もあります。

正式なモデルコードは”No20”。
市場に出てくるのは非常にまれで、19世紀の新品当時も、アンティークの今も、
非常に人気の高いモデルです。

当時、トーネット社の人気モデルは、こぞって競合企業のJJコーン社やフィッシェルFischel社が
コピー版を製造していたので、おおよそ人気のモデルはうかがい知ることはできます。

もちろんこのNo.20もJJコ-ン社から販売されていました。
人気モデルの証明です。

尚、このNo.20は、最初期の”No.1”をさかさまにしたデザインであることから、
コレクターには、トーネットの記念すべきモデル ”No.1” の兄弟モデル(デザインバリエーション)といわれています。
おそらく発売時期から見て、ミヒャエル・トーネット自身によるデザインだったのでしょう。

またNo.20は、昔のウィーンのカフェシーンの古い写真にも、しばしばその姿を見せることから、
当時の郷愁も誘い、現在でもコレクターたちの垂涎の的となっています。

もちろん現在ではつくられておりません。

トーネット社創業期のころの初期のベントウッドは、そのデザイン性の高さで現在でもファンは多いものの、
製造面から見ると、構造的に背の飾りに長い部材を使わなければならないモデルが多く、
材料の調達や製造の効率性の観点から、現在もつくられているモデルはごく一部です。

No.20までの初期モデルに限って言えば、No4、No10、No14の3タイプしかつくられておりません。

No7000番台のモデルコードをもつ最初期のロッキングチェアなど、近年行われた復活プロジェクトにおいて、
日本円で3ケタに届く販売価格をつけなければならなかったという逸話もあるほどです。

おそらくは将来、新品の状態では二度とお目にかかれることはないであろう、このNo20。

デニムがお勧めできない理由はどこにもありません・・。

(Buyer/YM)



価格(税込): 77,760 円
参考市場価格: 75,600 円
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