A Trout Pool on the River Teifi / Oil Pinting

デニムがおすすめする”アンティークインテリア”のオイルペインティング(油絵)です。
今から100年ほど前、20世紀初めごろにイギリスで描かれた古い風景画です。
あたかも川のせせらぎが聞こえてくるかのような、美しいノースウェールズのハイランドシーン。
"A Trout Pool on the River Teifi’, Wales "(ニジマスのたまり場。タイフィ川にて)と名付けられた風景画です。
作者はフランシス・ジェーミソンFrancis E. Jamieson (1895-1950)。
イギリス20世紀を代表する風景画家になります。
おそらくアンティーク絵画ファンの方でしたら、その名をご存じの方も多いことと思います。
イギリス国内では20世紀印象派の風景画家の一人として、収集家に良く知られたスコットランドのアーティストです。
残された作品も多いことから、北米でも近年非常に人気が出ているとのこと。
確かに彼の作品の特徴として、色遣いが鮮やかで、かつ温かく、また作品の構図が
高地のリバーシーンを中心とした広角で抜けの良いものであるため、
デコラティブなピクチャーフレームとの相性も良く、
富裕層の邸宅のインテリアとして、これ以上適した絵画はなさそうです。
きっとこれからも、彼の作品への評価は、上がることはあっても下がることはないことでしょう。
それに、フランシス・ジェーミソンは著名な人物。
人物伝も、ネットなどに多くの情報が掲載されています。
知名度のアップと彼の作品の評価が反比例することは、彼の場合には考えにくいです。
一方、有名ということで、ここでは彼に関する詳細情報は割愛させていただきます。
筆者がいろいろ見聞きしたところでは、彼の印象を一言で言うと、
やり手でプロフェッショナルな職業画家、というイメージです。
その理由として、まず第一に、彼には多くのスポンサーがついていた、ということ。
それは彼の人柄から来るものだったのか、それとも彼には商才も備わっていたのか・・不明ではありますが、
筆者が思うに・・おそらく両方だったのでしょう。
彼は、多くの絵画を扱うディーラーにより、自身の作品を展示販売し、
また幾人ものプライベートクライアントより、仕事の依頼を受けていた、ということです。
才能だけではなく、人柄も良くなければ多くの人から依頼されることはなかったでしょう。
また彼には11もの雅号(ペンネーム)がありました。
なんでそんなにペンネームが?・・と疑問に思いますが、
おそらくクライアントごとに使い分けていたと考えるのが自然でしょう。
商売人としてやり手だったはずです。
こちらの作品は、彼の11のペンネームのうちの一つ、‘Graham Williams’作と記されています。
そのほかに有名なペンネームは、'AubreyRamus' 、'W.Richards'、'MontgomeryAnsell' 、
'PhilHips'などがあります。
いずれも彼の作風に違いはないのですが、何かの理由があって、サインは使い分けられているようです。
名前が違うと、真作かどうか不安にもなりますが、間違いなくこちらの作品は、
フランシス・ジェーミソン肉筆のオリジナル絵画です。
出所はスコットランドの大きな邸宅より。
イギリス・ロンドン近郊のバッキンガムシャー州、ジェラーズ・クロスにある、
アンティーク絵画専門ディーラーが、スコットランドでプライベートコレクションを入手し、
その後、デニムがそのディーラーより直接この作品を買い取りました。
信頼のおけるディーラーですし、もちろん、贋作と判明した場合には返品に応じます。
ご心配なく。
さてこちらは、第二次大戦前、イギリス南部を長く旅していたころの作品と言われています。
20世紀印象派のランドスケープぺインターの代表的な一人と評される、彼の芸術観を理解しやすい作品ではないかと思います。
彼の作品には驚くほど、高値の付いている作品もありますが、
※エキストラフォトご参照
間違いなく、この風景画も、彼の作品として一定以上の評価を受けているものであることに疑いはありません。
そうした観点から、お安くはない作品ですが、かといって割高では決してありません。
相場から見て、順当な価格ではないかと思います。
歴史に名を残したオールドマイスターの作品です。
ぜひアンティークファンの方のお手元に・・。
(Buyer/YM)
価格(税込):
270,000
円
参考市場価格:
262,500
円
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LOCKON CO.,LTD.