ｱｰﾙﾃﾞｺｽﾀｲﾙ ﾌｧﾝﾊﾞｯｸ ﾊﾞｰﾙｳｫﾙﾅｯﾄｱｰﾑﾁｪｱ
今から約100年前､20世紀初めのｲｷﾞﾘｽで製作された､
英国式“ｱｰﾙﾃﾞｺ”ｽﾀｲﾙのﾊﾞｰﾙｳｫﾙﾅｯﾄｱｰﾑﾁｪｱです｡
ｸﾞｯﾄﾞｽﾀｲﾘﾝｸﾞな高級ｱｰﾑﾁｪｱです!
何と､ﾊﾟｰﾌｪｸﾄなﾃﾞｻﾞｲﾝ･･｡
家具好きの方にはたまらない､玄人ｾﾝｽのｽﾀｲﾘﾝｸﾞです｡
ﾌﾚｰﾑの線のやさしさや柔らかな直線と曲線､動物を模したようなｼﾙｴｯﾄﾗｲﾝ､
脚と背のｻｲｽﾞﾊﾞﾗﾝｽ､肘掛のｳｪｰﾌﾞな3次元ﾃﾞｻﾞｲﾝ､絶妙なｽﾌﾟﾗｯﾄ(背あて)のｱｲｷｬｯﾁ･･｡
専門家をうならせるｸﾞｯﾄﾞﾃﾞｻﾞｲﾝだと思います｡
専門的には“ｸｲｰﾝｱﾝ”ｽﾀｲﾙに､ｲﾝｸﾞﾘｯｼｭ“ｱｰﾙﾃﾞｺ”風のﾃﾞｻﾞｲﾝ要素を取り入れた､
新旧折衷型のｶｰﾊﾞｰﾁｪｱｽﾀｲﾙですが､
我々21世紀の日本人が見ても素直にｶｯｺｲｲ､と思えるﾃﾞｻﾞｲﾝと思います｡
特徴的なのは､ｸｲｰﾝｱﾝの”ﾍﾞｰｽﾊﾞｯｸ”(花瓶状の背もたれ)に､
ｼﾞｬﾎﾟﾆｽﾑ(日本趣味)のような扇文様をｱﾚﾝｼﾞした､ﾛｰﾊﾞｯｸ(低い背もたれ)ﾃﾞｻﾞｲﾝ｡
高級家具の代名詞､”ﾊﾞｰﾙ”杢の化粧張りも全面に施した､とても手の込んだこの背もたれは､
あたかもｸｼﾞｬｸが羽を開いているかのような､あるいはｱｰﾙﾃﾞｺのｻﾝﾊﾞｰｽﾄのようにも見えます｡
おそらく本来は花瓶と扇を合わせたﾃﾞｻﾞｲﾝと思われますので､
ﾃﾞﾆﾑでは”ﾌｧﾝﾊﾞｯｸ”(扇状の背もたれ)ﾁｪｱと名付けさせていただきました｡
こちらは富裕階級のｵｰﾀﾞｰ家具､あるいは家具工房のｲｷﾞｼﾞﾋﾞｼﾞｮﾝﾁｪｱ(展示椅子)と思われますが､
ｲﾝﾃﾘｱとしてだけではなく､実用用途のﾘﾗｸｾﾞｰｼｮﾝﾁｪｱとしても､
ｺﾝﾃﾞｨｼｮﾝの良いAｸﾗｽのｱﾝﾃｨｰｸと思います｡
当時としてはかなりｴｷｾﾝﾄﾘｯｸなﾃﾞｻﾞｲﾝだった事でしょうが､
21世紀の現代の目で見てみれば､この椅子を意図した方のｾﾝｽの良さを強く感じますね｡
逆に制限条件の多い現代家具で､このﾁｪｱの美しさは再現できるものでしょうか｡
ちょっと､いや､絶対にｱﾝﾃｨｰｸ好きのお友達に自慢の出来るﾁｪｱだと思います｡
ﾃﾞﾆﾑがお勧めできない理由はどこにもありません･･｡
(Buyer/YM)
価格(税込):
62,640
円
参考市場価格:
60,900
円
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LOCKON CO.,LTD.