Returning to Harbour / Oil Pinting

デニムがおすすめする”アンティークインテリア”のオイルペインティング(油絵)です。
今から150年ほど前、19世紀半ばごろにオランダで描かれたとても古い風景画です。
緊迫感が漂うほどの、ダイナミックなシースケープ。
うねりの激しい湾内に、足早に帰港する漁船を描いた作品です。
こちらはイングランド南西部、サイレンセスターCirencesterのアンティーク絵画ディーラーより、
デニムが直接入手いたしました。
出所情報は不明ですが、直近ではイギリス人コレクターのプライベートコレクションだったそうです。
かなり大きめのサイズで描かれていますので、もともとは学校や商業施設などに飾られていたものだったのかもしれません。
ルネサンス調の細身のギルティングフレームも、ゴージャスでありながらも控えめな印象で、
公式な場でのインテリアとしてふさわしい雰囲気と思います。
その丸みのあるフレームデザインは、絵画の作風とも相性は良く、
作品を引き立てているようにさえも見えます。
作品につきましては、絵画ディーラーによれば19世紀後半のオランダ画家によるもの、ということです。
確かに18世紀からのオランダ絵画のスタイルが引き継がれているようにみえますし、
フレームの時代的な風合いから見ても100年以上は経過しているように思われますので、
ディーラー情報はほぼ間違いないでしょう。
ただ、作者についてはサインもなく不明。
しかしながら、誰が見てもマスタークラスの作品であることは明らかでしょう。
美術を学ぶ学生を指導できる立場にあった教授、あるいは経験を積み重ねた職業的なオイルぺインターなど、
習熟された技量を持って描かれた秀作であることは、デニムが自信をもって断言させていただきます。
大きく船腹を見せる被写体の大胆な構図、躍動感にあふれた大きくうねる海面の描写、
遠くても船員の緊迫した表情が手に取るようにわかる表現力、的確にそして緻密に描きこまれた美しい街並み・・。
誰がどう見ても、美術を志す人が、自身の持つ技術のすべてを注ぎ込んだ「血作」には間違いがありません。
ちなみに、この作品には、”Returning to Harbour”(帰港)というタイトルがつけられています。
あたかも作者が「早く戻れ!」と叫んでいるかのよう。
作者のヒューマニズムにあふれた作品と思います・・。
(Buyer/YM)
価格(税込):
140,800
円
参考市場価格:
134,400
円
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