エドワーディアン モリス フルーツ Morris Fruit マホガニーピアノスツール


今から100年ほど前に製作された、伝統的なイギリス・エドワーディアン様式のピアノスツールです。

とても端正で、美しい椅子です・・。
いや、きちんと“スツール”と呼ぶべきですね。

もともとスツールは中世ヨーロッパの貴族階級においては、
背もたれのある「椅子」とはやや見方が違っていて、実用性よりも装飾性が重視され、
ある意味ではステイタスのシンボルとして位置づけられていました。

そもそもスツールは人類が初めて製作した「座る道具=椅子」のカタチですので
“チェアChairs”が持っていた「権威性」がどんな椅子よりも強かったのかも知れませんね・・。

私感はさておき!

このスツールは、といえば、 エドワーディアン式ロココ・リバイバルのデザイン&フォルムを持つ、
特注家具と思われる高級スツールです。

ヴィクトリア女王の治世下(1830-1901)に流行した、
ヴィクトリアン様式の“カブリオールレッグ(獣脚=猫脚)”をエドワーディアン風にアレンジし、
バランス良く、四隅に設定したレッグラインが特徴的ですね。

おそらく当時の上流階級のオーナーが、必要なサイズを指定したオーダーメイド品と思われます。
きっと由緒正しい貴婦人、あるいは英国紳士がお使いになっていたんでしょうね。

それに加えて、この骨太なフレームを構成するソリッドマホガニー。

1世紀半を超える歳月を経ていながらも、当時のままの端正なフォルムを今に伝える超・良質な素材は、
ヨーロッパ産ウォルナットやブラジル産ローズウッドなどともに、
家具材の宝石、といわれる究極の銘木、中米産マホガニーです。

基本的にヴィクトリア期の高級パーソナルチェアは、
ほとんどが、これらのいずれかの材で製作されていますので、
時代考証や置かれていた環境などの推察は、実際には全く必要ないのです。

こんな高価で貴重な家具材を使ったスツールをオーダーするなんて、
一般家庭ではまず考えられません。

手に持つと、ずしっと重みを感じる石のように硬いこのスツール。
筆者が見てきた中でも、間違いなく有数な「無銘の名作スツール」の一つになります。

デニムがお勧めできない理由はどこにもありません・・。

(Buyer/YM)



価格(税込): 51,840 円
参考市場価格: 50,400 円
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