トーネットTHONET No25 ベントウッドチェア

19世紀後半につくられた旧トーネット社初期のころのベントウッドチェアです。
大変貴重なコレクターズアイテムです。
こちらはまだ、トーネット社がウィーン本社の時代のモデルと思われます。
もしかすると、創業者ミヒャエル・トーネットがまだ生きていた時代であった可能性もあります。
正式なモデルコードは”No25”。
市場に出てくるのは非常にまれで、19世紀の新品当時も、アンティークの今も、
非常に人気の高いモデルです。
※エキストラフォトに当時のカタログ抜粋があります。
当時、トーネット社の人気モデルは、こぞって競合企業のJJコーン社やフィッシェルFischel社が
コピー版を製造していたので、おおよそ人気のモデルはうかがい知ることはできます。
ところが、このNo.25は各社からは販売されていませんでした。
それはなぜか。
人気がなかったせい?
いえいえ、”No.20”の流れをくむループ形状のデザインは、人々に受け入れられなかったはずはありません。
ただ、複雑に3つのループが絡まるデザインは、量産が難しかったのでしょう、
実際、当時の価格を見ると、No20よりも3割ほど高い値がつけられています。
低コスト&大量生産がスローガンだった当時、”No.25” が存在していくには逆風が強過ぎたようです。
それが幸か不幸か、”No.25” は今では現存数の少ない超・希少モデル。
さらに”No.25” という若い番号をもつクラシックトーネットとして、
現在ではコレクターたちの垂涎の的となっています。
No7000番台のモデルコードをもつ最初期のロッキングチェアなど、近年行われた復活プロジェクトにおいて、
日本円で3ケタに届く販売価格をつけなければならなかったという逸話もありましたが、
当時でさえ、”No.25” は材料の調達や製造の効率性の観点から、ほどなく消えていったモデルなのですから、
No25にいたっては未来永劫、二度と造られることはないでしょう。
デニムがお勧めできない理由はどこにもありません・・。
(Buyer/YM)
価格(税込):
54,000
円
参考市場価格:
52,500
円
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LOCKON CO.,LTD.