トーネットTHONET No45 ベントウッドチェア

19世紀後半につくられた旧トーネット社初期のころのベントウッドチェアです。
大変貴重なコレクターズアイテムです。
こちらはまだ、トーネット社がウィーン本社の時代のモデルと思われます。
正式なモデルコードは”No45”。
市場に出てくるのは非常にまれで、19世紀の新品当時も、アンティークの今も、
非常に人気の高いモデルです。
※エキストラフォトに当時のカタログ抜粋があります。
当時、トーネット社の人気モデルは、こぞって競合企業のJJコーン社やフィッシェルFischel社が
コピー版を製造していたので、おおよそ人気のモデルはうかがい知ることはできます。
もちろんこのNo.45もJJコ-ン社から販売されていました。
人気モデルの証明です。
尚、このNo.45は、”No.18”のデザインに近いバリエーションモデルになりますが、
お写真でもお分かりの通り、より長尺な部材と高度な加工技術が必要なため、
No18よりも上位モデルに位置づけられておりました。
現在でもコレクターたちの垂涎の的となっています。
もちろん現在ではつくられておりませんので、No45は希少なアンティークの中から探し出さなければなりません。
トーネット社創業期のころの初期のベントウッドは、そのデザイン性の高さで現在でもファンは多いものの、
製造面から見ると、構造的に背の飾りに長い部材を使わなければならないモデルが多く、
材料の調達や製造の効率性の観点から、現在もつくられているモデルはごく一部なのです。
No.20までの初期モデル=クラシック・トーネットに限って言えば、
No4、No10、No14の3タイプしかつくられておりません。
No7000番台のモデルコードをもつ最初期のロッキングチェアなど、近年行われた復活プロジェクトにおいて、
日本円で3ケタに届く販売価格をつけなければならなかったという逸話もあるほどです。
おそらくは将来にわたっても、新品の状態では二度とお目にかかれることはないであろう、このNo45。
デニムがお勧めできない理由はどこにもありません・・。
(Buyer/YM)
価格(税込):
32,400
円
参考市場価格:
31,500
円
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LOCKON CO.,LTD.