ヴィクトリアン ローズウッドチャイルドチェア


19世紀後半、ミッド・ヴィクトリアンのイギリスで製作された、プチサイズのローズウッドチェアです。

何と見事なバルーンバックフォルム・・。

100年以上を経ても一切の歪みや狂いを見せない、
良質なソリッド・ローズウッドをマテリアルに、ヴィクトリアンスタイルの優雅で、ちょっと小粋なフォルムです。

非常に堅いローズウッドをハンドメイドで削りだし、
完璧な対称形を1世紀もの間、維持し続けています。
信じられますか?

木工を行う方でしたらお分かりのことと思います。
いかに難易度の高い仕事なのか。

新めて、当時の手工業技術の高さを知らしめられました。

デザイン自体も非常に美しい。

トップレイルはハート形のようにも見える”キドニー”(腎臓)型のフォルム、
脚元は強度の最も高い、段違いの「ロ」の字型ストレッチャーに
カーブのついた先細りのスピンドルレッグ・・。

木肌は、家具の宝石、至宝“ローズウッド”のきめの細かさを際立たせるように磨きあげられていて、
これほどの上等なチェアはアンティークでも珍しいとさえ思われます。

それがこのプチサイズ。
大人用の高級サロンチェアと同等以上の“チャイルド”ローズウッドチェアなのです。

さすが家具の先進国、グレート・ブリテン!
一生のうち、ほんのわずかの期間にしか使えないチェアのために、
これほどの贅沢仕様のチェアを現実に作ってしまうなんて。

もはや二度とつくられることのない、過去の「遺産」と思います・・。

(Buyer/YM)



価格(税込): 43,200 円
参考市場価格: 42,000 円
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