カーブドホールチェア


今から約70年前、1930年頃イギリスで製作されたホールチェアです。

おおー、これは・・。

この色、カタチ、彫刻・・圧倒的な迫力に言葉すら失う、
強烈なインパクトですね。

背面や座、脚に見事な彫刻を配し、独特のヘビーな雰囲気を演出していますが
全体をイタリア“ルネッサンス”の飾り椅子のようなほっそりとしたシルエットで、
りりしいほどきりっと全体を引き締めています。

そして、背に入れられたオーナメントは・・、
でたー!これは“グリフィン(獅子鷲)”ですね!!

これこそ、今から4000年以上前、人類の文明発祥の地“メソポタミア”で生まれた想像上の動物、
獅子の頭と鷲の体を持つ「有翼獣」グリフィンです。

グリフィンは古来より神聖なものとしてあがめられていて、
その後、アッシリア帝国の拡大とともに西アジア一帯に広まり、
ササン朝ペルシアの時代を経て、ヨーロッパに伝わったといわれています。

さらにこのグリフィンは「双獣文」(左右対称の動物画)として格式を与えられ、
ただならぬ、威圧感すら発散しています。

しかもその下、中央に入れられた植物は、といえば・・、
これは、古代メソポタミアやエジプトで「聖樹」と呼ばれた“棕櫚(しゅろ=ナツメヤシ)”ではありませんか!

棕櫚は生命育成・繁栄のシンボルで、人々を守ってくれる「生命の樹」といわれています。

グリフィンの強い「権威力」と棕櫚の大いなる「生命力」の誇示・・。

う〜ん、ちょっとめまいがしてきました・・。くらくら。

価格(税込): 54,000 円
参考市場価格: 54,000 円
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