スターリングシルバー パヒュームボトル


今から110年以上前のイギリスで製作された香水入れです。

まずトップに輝く銀蓋・・。
純銀の何とも表現しがたい色艶とともに、
側面には、もちろん英国認証機関公認の純銀マーク(パサントマーク)のライオンが確認できます。

製作されたのは、真ん中のマークを見る限りチェスターだと思われます。
製作年はUとありますので、おそらく1900年後半のはずです。
”CO”がマニファクチャーの頭文字と思われます。

100年近くを経ているわけですが、この状態の良さはさすがスターリングシルバー、といったところでしょうか。

ガラスは透明感があり、”バカラ”クラスなどのようにずしっと重みがあります。
おそらく普通のソーダガラスではなく、鉛を混入させ透明度を高めたクリスタルガラスと思われます。

さらにガラスの表面の幾何学模様はエッチングガラス(薬品などで腐食させて文様を描写したガラス)ではありません。
一体どのように刻み込んだのか、不思議なくらい細かな何本ものカットやスリットが入れられていて、本当にすごい・・。

ちなみにこのようなガラスを彫刻する技術というのは、日本では19世紀末まで存在していなかったんですよ、知ってました?

いわゆる「江戸切子(きりこ)」というカットガラスは江戸末期になってようやく、
英国から日本にもたらされたものです。

まさに、英国アンティークの真髄がギュッと凝縮されているガラス工芸品です。

そして、スターリングシルバーの蓋を開けてみると、ほのかに香る香水の香り・・。

20世紀を生きたレディから21世紀を生きるレディへ。
素晴らしい贈り物だと思います・・。

(Buyer/SD)



価格(税込): 21,600 円
参考市場価格: 21,000 円
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