マグニフィセント ヴィクトリアン マホガニーミラーバックシフォネア


デニム史上、最高級クラスの家具が入荷致しました!
およそ150年ほど前、19世紀半ばのイギリス・ヴィクトリアンの時代に製作された、
マホガニー総無垢のシフォネア(高級サイドボード)です。

美しさもさることながら、この荘厳さとスケール・・・。
目の前にすると圧倒されてしまう存在感とゴージャスさです。

ヴィクトリアンのシフォネアとは、ミッド〜レイト・ヴィクトリアン当時、
上流階級の間でとても人気のあったフランス風サイドボードです。

今でもその頃のコレクティングファニチャー(収集品の家具)として、
高級骨董のオークションなどではさまざまなデザインのシフォネアを見ることができます。

そもそもシフォネアといえば、宮廷家具や貴族階級の家具の代名詞。
現代感覚では必要以上に装飾過多なものがほとんどなので、室内を飾る調度品のひとつ、
とお考えの方も多い事とは思いますが、実はこれこそが究極の「実用家具」。

少し家具の知識をお持ちの方であれば、そのデザイン、素材構成、構造に
腰を抜かさんばかりの衝撃を受けられる事と思います。
最良の意匠を、最高のマテリアルで造型し、利便性を損なわない設計で、
1世紀以上変わる事のない耐久性を成立させているのです。

つまり、ハンドメイドでつくられる家具の中で、考えうる究極の家具、ということ。
すなわち、家具が機械生産が主流になる以前、手工業の時代が最もすぐれた家具がつくられていた時代だとすれば、
人類の歴史上、最高の家具がヴィクトリアンのシフォネア、といっても過言ではないのではないかと思います。

要するに全て1台1台のシフォネアが、クルマの試作車と同じようなもの。
もちろん何十億円という投資が必要になるクルマの試作ほどではありませんが、
当時のシフォネアを現代に再生しようと思ったら、100万円200万円レベルの費用では間違いなく再生は不可能です。

こちらのシフォネアについても、まさにそんな「骨董芸術家具」の一つ。

ネオ・バロック様式と思われる切り嵌め式(木材を嵌めこんで彫刻する方法)のオーナメントと、
なおかつイギリス家具らしいシンプルで簡素なフォルムは、
全てが”スパニッシュマホガニー”の総無垢で構成されてます。

ほんの板きれ1枚でも数万円するという、現代の最高級マホガニー、”ホンジュラスマホガニー”。
そのホンジュラス産が中級クラスだった時代に、最高とうたわれていたマホガニーがスパニッシュマホガニーになります。
別格の素材品質です。

現代では「フラッシュ家具」という中空の製作技術で、厚みのある曲面構成の扉などを量産する技術が開発されていますが、
こちらの曲面構成は、実直な無垢の削りだし。
ひとつひとつ手作りです。

しかも、そのずしっと重い重厚な扉2面、およびフレームやバックボードには、
スパニッシュマホガニーの中でもさらに最良の素材、クロッチマホガニーの化粧材が全面に張り込まれています。

信じられないほどの贅沢さ。
家具としても、貴族家具として申し分のない最高級仕様です。

翻って、ミラーと全体を覆う見事な葡萄のオーナメントにも注目して頂きたく。
葡萄はその粒の多さから古くから多産の象徴とされて、
オリエント時代から装飾のモチーフとして一般的です。
豊穣の女神アナヒータと共に表されることが多いです。
また、どこまでも伸びる蔦は強い生命力を表し、
キリスト教美術でも良く使用され、特に聖母マリア信仰と結びつきが強いのです。

葡萄の実と蔦が印象的に配置され、
フェミニンな強さと美しさを併せ持つその外観も、
他に類を見ない芸術品であることを示しています。

ラウンドした大きな鏡も、女性をより美しく映してくれるに違いありません!

本当に非の打ちどころがありません。

きっと将来にわたっても、長く愛着をもってお伴していただける家具かと思います。

ぜひ次代へと引き継いでいっていただきたい、紛う事なき人類の「文化遺産」です・・。

(Buyer/SD)



価格(税込): 1,080,000 円
参考市場価格: 1,050,000 円
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