ジョージアン マホガニー ダム・ウェイター 2ティアドロップリーフテーブル

貴重な18世紀アンティーク、英国家具の黄金期、”ジョージアン”のテーブルが入荷しました!
今から250年近く前、イギリス1780年ごろに製作された“トリポッド”テーブルです。
それもコレクションアイテムとして名高い、”ダム・ウェイター”と呼ばれる、希少な高級アンティークになります。
”ダム・ウェイターDumbwaiter(寡黙なウェイター)”は、18世紀ジョージアンの時代に流行した、
テーブルが2段式の“トリポッド(三脚台)”タイプのテーブルの俗称です。
ティータイムやホームパーティで、人間の給仕(ウエイター)の代わりに、
デザートやティーセットを乗せて使用する、サーブ用のテーブルとして使用されていたことが名前の由来です。
イギリスらしいウィットが感じられるエピソードですよね!
ダム・ウエイターは、本国でもなかなか見つけにくくなったアイテムの一つで、
デザインが良く、良質のマホガニー製のものは3,000ポンド以上の値が付くこともあります!
※現在1£=約195円
こちらのように、本来の機能を備えたうえで、バラフライ式テーブルトップなど、
付加機能を備えているものは、かなり探されているコレクターも多いアイテムです。
※本来の機能とはきちんと自立を維持していて、テーブルが回転式、ということ。
希少性のみを考慮しても、お値打ちの商品といってよいと思います。
そんなお品がこの値段?
本当にジョージアン製?
・・と疑われる向きもあるかもしれませんが、こちらは正真正銘、
英国家具の黄金期、ジョージアン製です。
ぜひ、デニムをご信頼ください!
このダム・ウェイターを含め、ジョージアン期の家具は
現在の「全世界の家具のルーツ」、といっても過言ではないと思います。
それは、世界で最も家具製作の技術が進んでいたイギリスにおいて、
最も良質の家具が生産されていた時代。
その家具のデザイン、工法、そして生産技術は、ヨーロッパからアメリカに渡り、
時空を超えて全世界に伝播しました。
そしていまや、現代家具はそれぞれの国の風土に馴染みながらも、
ほぼ全世界共通のデザインに集約されています。
「3つまた1本柱」のデザインフォルムは、現代のPL法により、このような危うい「三つまた」テーブルは
その数を激減させてしまいましたが、その機能美を備えた美しいシルエットは今でも人気が高く、
ハンドメイドの高級家具工房などでは、現在も細々とトリポッドテーブルの製作が続けられています。
ただし、さすがにダムウェイターともなると、その製作の難易度の高さがコストに見合わないのでしょう、
ほぼ20世紀以降の近代家具でみることはなくなってしまいました。
もはやアンティークだけで存在している貴重品と言えるでしょう。
こちらは、チッペンデールデザインをベースに、二つの回転式天板をもつ、
当時のスタンダードな2ティア式トリポッドワインテーブルですが、
回転天板の裏には可動式の板が設置してあり、両端を折り畳めるようになっている珍しいバタフライ式になります。
折り畳むと幅が25cm弱になりますので、使用しない時には比較的小さなスペースで収納することが可能なのですが、
もともとそんなに大きくはないテーブルですので、どこか、デザイン上のセールスポイントとして
あえて折り畳みにした、と思えてなりません。
なぜって、折りたたんでも、広げても、それぞれが美しく見えるように設計されているからです。
まあ、確かに下のテーブルを使用するときは、上のテーブルはたたんでおいた方が使いやすい、
という理由もありそうですが・・。
更にこの2枚の天板のパテナ(色艶)は・・さすが、ジョージアン期のアンティークマホガニー、
非常に美しいです。
赤みの華やかな、中米スパニッシュ系マホガニーと思われます。
脚元部分はリーフモチーフの文様が施され、その先はボウル&クロー(鷹の爪と球)のフットスタイルです。
ジョージアン期の中でも、チッペンデール様式のものであることを示しています。
その名前の元となったのは当時活躍したトーマス・チッペンデール。
彼はそれまで宮廷のものだった家具を庶民のそれへと変え、
美しさと合理性との両立を実現した家具デザイナーとして知られています。
さすがに2世紀半を耐え抜いてきた可動式のテーブルですから、
実用性、耐久性は当時そのまま、というわけにはいきませんが、
間違いなく、こちらのテーブルは後世に引き継いで行くべき「生活文化遺産」と思っております!
デニムがお勧めできない理由はどこにもありません・・。
(Buyer/SD)
価格(税込):
167,400
円
参考市場価格:
162,750
円
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LOCKON CO.,LTD.