Lees ソリッドヘビーオーク バルボスサイドボード

今から約70年前の1940年代、イギリスで製作されたオーク総無垢の最高級サイドボードです。
英国現地ディーラーの情報によれば、こちらは“Lees Furnitures”という、
イギリスで有名なハイクラスのマニュファクチャーのメーカー品ということです。
リーズファニチャーズは1901年にイギリスでArthr Leeによって設立された100年以上の歴史をもつ家具メーカーで、
品質にこだわりながら、家具以外にも寝具や照明など、インテリア全般を取り扱っています。
もちろん、今でも存在するメーカーになります。
※こちらのサイドボードはDC1100 バルボス ダイニングチェア 4脚、
DT0514 Lees ソリッドヘビーオーク バルボスドローリーフテーブルと計6点ダイニングセットで入荷致しました。
とにかく素晴らしいデコレーションのサイドボードです。
アールデコらしい、といえば、らしいデザインですが、コンパクトな躯体とは裏腹に
その風格は比類のないほど、圧巻なスケール感です。
クラシカルな古典様式とアールデコのポップなモダン感覚を見事に融合させた製作者のクリエイティビティも
とてもすばらしいデザイン力だと思います。
本当に感服いたします。
実用家具などではなくて「美術工芸品」としてもご紹介させていただきたくなるような
そんなコレクティングファニチャーのサイドボードです。
デザインベースは16世紀ルネッサンス期のエリザベス様式だと思いますが、
アールデコを経た時代性を反映してか、曲線と直線を巧みに組み合わせ、
全体的にモダンなシルエットを構成しています。
通常、3ドアタイプのサイドボードはやや大柄で、
天頂飾りも大きな「屋根」付きのバックボードタイプが多く見られますが、
こちらは3ドアタイプながらコンパクト設計。
天飾りも笠木式で背も低く、近代的な居住空間に適応させた進化型のサイドボードのように思われます。
といっても英国家具が脈々と受け継いできた伝統デザインは健在で、
脚元はスクロールオーナメントのバルボスレッグ、
全体を統一しているオーナメントはトラディショナルなお花をモチーフにしたレリーフです。
フロント面に余すところなく盛り込まれたレリーフはお写真の通り、一度見たら忘れられないほどのインパクト。
レリーフの彫りこみはかなり細かく、マシンメイドでは出せない味わいです。
そして特筆すべきは、そのつくりの良さだけではなく、1世紀近い永劫の時を経た、今日に至るまで、
ゆがみや狂いを見せない、その材の確かさ、クオリティ・・。
これだけの派手な外観ですので、あまり筆者がくどくどと説明をしなくても、
もともと超一級品のサイドボードであることは、それほどアンティークに馴染みのなかった方でも
直感的にご理解いただけるものと思いますが、
実際、そのつくり、デザイン、素材の質は、いずれもきちんとチェックをして、
最高級クラスのサイドボードであることは確認しております。
もちろん、前オーナーの扱いも良かったことは疑いはないと思いますが、
アンティークならではの“パテナ(古艶)”というオーラまで身にまとい、
文字通り、偉大なスーパーアンティーク・サイドボードへと昇華しています。
デニムがお勧めできない理由はどこにもありません・・。
(Buyer/SD)
価格(税込):
194,400
円
参考市場価格:
189,000
円
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LOCKON CO.,LTD.