ヴィクトリアン マホガニーミニチュアワードローブ


今から160年以上前! 19世紀半ばのイギリスでつくられたミニチュア・プレス(戸棚)/ワードローブ。
これぞアンティークならではのコレクションアイテムですね。

お写真だけですと普通のワードローブに見えなくもありませんが、
こちらは実物大の大きなワードローブではありません。

でもなりは小さいですが、クオリティは大きな家具にも負けない本格的なもの。
サイズも、人形用、というほど小さくはなくて、ちょっとした壁掛けキャビネットくらいのサイズです。
ですので一応実用家具としてご利用いただける程度のサイズはあります。

飾り用のインテリア、というだけではなく、使い勝手の良い物入れ、としてお使いいただければ、と、思います。

ということで、使えるミニチュアワードローブなのですが、
素材の良さやつくりの確かさは、前述のとおり、19世紀アンティークならではのハイクラスなものです。

主材は筋目の良い、中米産クラスのマホガニー材。
無垢ベースの化粧材ですが、構造材にはオールドパインも使用されていて、
それらはかなり古い、ジョージアン期と同様の製作法で作られています。

決して、大型家具の形だけ似せたものではありません。

継手(接合法)などから見ても、すべてハンドメイドで製作されているのがわかり、
老舗の家具工房で作られたものであることが想像できます。

扉を開けると白木の内装が広がるのも、ジョージアンの家具そのまま。
18世紀のオールドパンイン同様の、硬質なイングランドパインが使われていると思われ、
変形しやすいパイン無垢材ながら躯体のゆがみはほとんどありません。

品質は本物の家具以上と思います。

デザインも全く、本格的なジョージアンスタイル。
製作された当時はヴィクトリアンと呼ばれる、ヴィクトリア女王の統治時代でしたので、
既にゴシックやバロックなど、装飾的なスタイルがデザインの主流になりつつありましたが、
当時はまだまだ現代と違って流行がいきわたるのに時間のかかる時代。

時はヴィクトリアンに変わって間もない、アーリーヴィクトリアンの時代でしたから、
まだジョージアンスタイルは、イギリスのメジャーデザインだったことでしょう。

すなわち、こちらのミニチュアローブは、リアルタイムなジョージアンデザイン、といってもよろしいかと思います。

スクエアな肢体、どっしりと地を踏みしめるブラケットフィート、古来からの伝統工法フィールデッドパネル、
様式家具の象徴フィニアル(擬宝珠)、スワンネックのブロークンペディメント(天頂)装飾などなど・・・。

これぞ正真正銘のジョージアンスタイルです。

でも、マスキュリンなジョージアンもミニチュアになると、優しく生まれ変わったように見えます。
とても可愛らしいですね。

イギリスの伝統技術と様式デザインが、文字通り、
ギュッと凝縮されたといったところでしょうか。

(Buyer/SD)



価格(税込): 113,400 円
参考市場価格: 110,250 円
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