Canterbury Cathedral / Oil Painting

デニムがおすすめする”アンティークインテリア”のオイルペインティング(油絵)です。
今から100年以上前、20世紀初期にいイギリスで描かれた古い建造物画です。
天を目指す気高き尖塔。
そしてその尖塔が並び立つ中世ヨーロッパのゴシック建築。
イングランドで最も古く、そして最も有名なキリスト教建築である、”カンタベリー大聖堂”を描いた作品です。
カンタベリー大聖堂といえば、イギリスの観光名所としておなじみ。
イングランド南東部ケント州のカンタベリーにある教会になります。
カンタベリー大聖堂は英国国教会の総本山であり、ユネスコの世界遺産にも登録されています。
文化遺産としては、イギリスでも3本の指に入るほど重要性の高い建築物です。
こちらの作品は、そのカンタベリー大聖堂を描いた作品。
ただ、一般的にカンタベリー大聖堂を紹介する絵や写真は、こちらの作品とは反対から見た礼拝堂側。
この作品でいうと右奥、6本の尖塔の立つ建物を正面から見た「図」が、
良く知られたカンタベリー大聖堂のイメージ、といえるでしょう。
逆に言うとあまり見ることの無い、大聖堂の一面かもしれません。
というよりむしろ、こちら側のカンタベリー大聖堂は、地元の人だけが知っている、
「普段」のカンタベリー大聖堂の姿なのかもしれません。
こちらはイングランド南西部、サイレンセスターCirencesterのアンティーク絵画ディーラーより、
デニムが直接入手いたしました。
出所情報は不明ですが、直近では一般的なファインアートオークションなどで流通していた作品のようです。
ただ、題材が題材だけに、イギリス人コレクターのプライベートコレクションの放出品、と言うよりも、
どこか公的な施設が取り壊され、その施設から売りに出された、といった感じです。
それなりにサイズ感もありますので、もともとは学校や商業施設などに飾られていたものだったのかもしれません。
作品につきましては、何よりもまず、ルネサンス調のギルティングフレームがすばらしい。
ゴージャスかつ、品格あふれる印象で、公式な場でのインテリアとしてふさわしい雰囲気と思います。
その中世イギリスをほうふつとさせる”オークリーフ”デザインは、
古来からの英国ゴシック建築の題材とも相性がとても良く、作品を引き立てているようにさえも見えます。
作品につきましては、左下にサインがあり、'M. J. Postle , Year・1905 'とあります。
絵画ディーラーによれば20世紀初頭のイギリス人画家によるもの、ということです。
確かに19世紀からのイギリス絵画のスタイルが引き継がれているようにみえますし、
フレームの時代的な風合いから見ても100年以上は経過しているように思われますので、
ディーラー情報は理にかなった鑑定でしょう。
ただ、作者については詳細不明。
オイルペイントを学んだ経験を持つデザイナー、あるいは職業的なぺインターを目指しているアーティストなど、
一定の技量を持って描かれた秀作であることは、デニムが自信をもって進言させていただきます。
見慣れた景色を新たな視点でとらえる斬新な構図、神聖な母国の遺産に敬意を払うかのように厳かにたたずませる描写、
建物の窓一つ、さらにはレンガ一つにまで緻密に描きこまれた、静かでもエネルギッシュな表現力・・。
誰がどう見ても、美術を志す人が、自身の持つ技術のすべてを注ぎ込んだ「血作」です。
アーティスト情報など、この作品に限ってはほとんど意味をなしません。
なぜなら、若者が熱き血をたぎらせて描いたであろうことは、容易に想像できる作品ですから・・。
(Buyer/YM)
価格(税込):
118,800
円
参考市場価格:
115,500
円
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LOCKON CO.,LTD.