ティファニーTiffany スタイル ステンドグラス&ブラス グースネックデスクランプ

ステンドグラスのシェードがついた、ロマンティックな雰囲気のデスクランプです。
製作は1950年代のアメリカ、という現地ディーラー情報。
ヴィンテージクラス、とされる一品ですね。
ただ実際には、シェードと照明部は別の時代に製作されたものと思われます。
照明部は1930年代から50年代の間、シェードは1950年代から70年代の間あたりに作られたものでしょう。
目安として、製作年は1950年代とさせていただきました。
1950年ごろといえば第二次世界大戦が終わった間もないころ。
その数年間は、アメリカでは間違いなく、ミドルクラスの人々にとっては「繁栄の時代」と言えます。
自動車や家電製品が一般家庭に普及したのもこの頃。
エンターテイメントの分野では、エルビス・プレスリーやジェームズ・ディーンが活躍した時代。
ベトナム戦争でアメリカが迷走する前の「古き良き時代」ですね・・・。
コーラやダイナーなど、アメリカ文化を象徴する商品や空間が誕生したのが50年代ですが、
こちらのデスクランプはその時代の産物としては“シック”に思えます。
しかしながらこれこそがアメリカン・アールヌーヴォーの傑作、ティファニースタイルです。
ルイス・C.ティファニーの芸術、彩色ガラスの照明であるティファニーのガラスランプは、
19世紀以来、数多くのガラス職人の憧れ、そして目標であり続けました。
色鮮やかなガラスを銅線でつなぎ合わせたそのランプは、時代を超えた不動のデザイン。
時代がミッドセンチュリー・ポップのデザイン潮流の真っただ中にあろうとも、
ティファニーが確立した「美」は、アメリカ全土に完全に浸透していたことがわかります。
すずらんのように頭を垂らしているカラフルなステンドグラスシェード。
描かれているのは、19世紀古典様式の薔薇、鳥、葡萄など、クラシカルなモチーフです。
真鍮フレームはスワンのフォルムとなっており、S字の首とふんわりしたシルエットが優雅です。
灯りを点けると様々な暖かい色が漏れ、幻想的でありながら、ほっとさせてくれます。
どこかノスタルジックな雰囲気を漂わせているのは、ソケットのブランドが、
アメリカンヴィンテージもののせいだからなのでしょうか。
古びた真鍮ソケットは、今でもその輝きを失わずに金彩を放っています。
・・あたかもスワンがお花を咥えているかのようなデザイン。
世界中が憧れたティファニーの息吹を、ぜひアンティーク上級者の方のお手元に・・。
(Buyer/SD)
価格(税込):
39,960
円
参考市場価格:
38,850
円
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LOCKON CO.,LTD.