ソリッドマホガニーホールチェア


今から約120年ほど前、イギリス19世紀後半、
“レイト・ヴィクトリアン”と呼ばれる時代に製作された貴重なダイニングチェアです。
時代はエリザベス女王治世下、“ヴィクトリアン”様式と呼ばれる、装飾過剰気味のクラシカルな家具が多く生み出された時代ですが、
さすがに最近ではそうした家具の流通量も時代とともに減少してきたようです。
特に良品にお目にかかる機会はめっきり少なくなってきましたね・・。

このチェアについては、そんなヴィクトリアンの椅子として150年近くの時を経ていながらも、今なお、すばらしいコンディションをキープし続けている数少ない椅子のひとつです。
「良質な19世紀の椅子」という希少性は、近い将来「資産価値」のかたちで、充分ご満足いただける評価となって返ってくることと思います。
外観的には現代のダイニングチェアにも見られるようなごく一般的なスタイルですが、実はそれが1世紀も前に製作されているという点に着目してください。
“ネオロココ”を初めとする、彫刻てんこ盛りの伝統様式家具全盛の時代にこんなシンプルでモダンなプロポーションの椅子がつくられていたなんて・・・。全くサプライズですよね。

きっと製作者は、流行りモノなどに迎合しない「我が道を行く」タイプの人だったのではないでしょうか?(笑)

専門的にはリージェンシースタイルの流れを組む、
17世紀の“ウィリアム4世”スタイルを継承しているものと思われます。
それにしても、この素材の質感・・。素晴らしすぎます。
これはマホガニーはマホガニーでも、世界最高級のマホガニーといわれる、
“スパニッシュ・ウッド”クラスのマホガニーでは、と推測しております。

植民地時代のさまざまな銘木を知る人はよほどのアンティークマニアの方以外、
あまりいらっしゃらないかもしれませんが、
現代家具では「最高級」といわれる“ホンジュラス・マホガニー”が汎用の「並」だった時代に最も珍重されていた素材です。
そのレベルはお分かりいただけるでしょうか。

まさに地球が残してくれた、「自然の遺産」です・・。




(Buyer/YM)

価格(税込): 39,000 円
参考市場価格: 39,000 円
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