スーパークオリティ チッペンデールスタイル ライティングビューロー

最高級のマホガニーライティングビューローが入荷いたしました!
英国1920年代に製作された、チッペンデールスタイルのライティングビューローです。
「アンティークの時代」ならではの品質をもつ、中米植民地産の”スパニッシュマホガニー”。
現代の最高級家具材と言われる”ホンジュラスマホガニー”が中級クラスだった時代に、
最高のマホガニー材とうたわれた稀代の逸材です。
そんなスーパーマホガニーを、天板やライティングボード、ドロワーの前板、側面板、
あるいは内部の棚やミニドロワー、そして見えない背板や底板などの構成材にまで、
至るところに惜しげもなく投入。
超・一級のマホガニーが総無垢で使用されています。
さらに、そんな赤銅色の躯体に彩りを添えているのはクロッチマホガニーと呼ばれる、
独特のリボン杢の現れた化粧張り。
あたかも「さざ波」のような美しい木目が、どのような人工的な装飾よりも、
アンティークファンの目を魅了しています。
さすが「黄金の木」と呼ばれる生粋のアンティークマホガニーです。
デザインもそんな逸材の家具にふさわしい、18世紀「マホガニーの時代」のチッペンデール様式。
製作されたのはアールデコの時代、1920年代ですが、スタイルは古来からの英国伝統様式を確かに継承しているものです。
“チッペンデール”スタイルは、世界初の家具デザイナー、トーマス・チッペンデールに由来するデザイン様式です。
17世紀の英国クイーンアン様式にフレンチ・ロココを取り入れ、デザインが確立されました。
彼はそれまで貴族や特権階級の道楽品だった家具を、生活に役立てられる実用品として設計し、
優雅な美しさと機能性の両立を可能にしたのです。
もちろんまだまだ庶民には縁遠い高嶺の花でしたが、貴族が独占していた「デザイン家具」が、
富裕層クラスにまで普及したのはチッペンデールの功績が大きかった、と言われています。
そんな英国家具史に刻まれたチッペンデール様式。
その伝統デザインを象徴する、”S”字ラインにシェイプされた"カブリオールレッグ(獣脚)"や、
珠をつかむ猛禽類の脚、”ボウルアンドクロウ”のフットスタイル、
幕板を装飾する木の葉が連なるリーフエッジ、またトップエッジのチップドカービング、
ドロワー前板のサーペンタイン(波型)シェイプ、スクロールデザインの最高級真鍮製スワンネックハンドルなど・・、
枚挙にいとまがないほど、正統的なチッペンデールスタイルを踏襲したとても豪華な仕上げだと思います。
さらに外装だけではなく、ライティングボードの内部構成も素晴らしい。
20世紀に作られた家具としては、驚くほどのぜいたくな造りです。
シェルフの中央には柱と台座を併せ持ったドア付きの収納スペースがあり、
両側には利便性が考慮された、縦横の5連シェルフと2杯のドロワーが設置。
いずれも外装同様にサーペンタインシェイプで構成されていて、あたかも、
18世紀ジョージアン当時の、本物のチッペンデール家具のようです。
そしてきらびやかなマホガニー内装には、ライティングボードに落ち着いたグリーンのレザートップが張られ、
周囲には金箔が押された、格調ある英国仕様。
機能性の高さもさることながら、ディティールにまでこだわって製作されていて、
全体的に格式高い宮廷家具の印象です。
明らかに当時の富裕層のためにつくられた高価なハンドメイド家具である事がうかがえます。
さらに、この良質なマホガニー無垢の躯体は、1世紀という歳月でもほとんど変形を見せず、
21世紀の現代でも、その美しいプロポーションを変わらずに、しっかりと維持しています。
芸術性、歴史性、実用性、希少性、その全てが備わっている、最高級のアンティークと思います。
一生お付き合いしたい”マイデスク”をお探しのアンティークファンの方に、
ぜひおすすめしたい至高の逸品です・・。
(Buyer/SD)
価格(税込):
291,600
円
参考市場価格:
283,500
円
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LOCKON CO.,LTD.