スーパークオリティ ジョージアンスタイル マホガニーライティングビューロー


最高級のマホガニーライティングビューローが入荷いたしました!
英国1920年代に製作された、ジョージアンスタイルのライティングビューローです。

「アンティークの時代」ならではの品質をもつ、中米植民地産の”スパニッシュマホガニー”。
現代の最高級家具材と言われる”ホンジュラスマホガニー”が中級クラスだった時代に、
最高のマホガニー材とうたわれた稀代の逸材です。

そのスーパーマホガニーを、天板やライティングボード、ドロワーの前板、側面板、
あるいは内部の棚やミニドロワー、そして見えない背板や底板などの構成材にまで、
至るところに惜しげもなく投入。
超・一級のマホガニーが総無垢で使用されています。

さらに、そんな赤銅色の躯体に彩りを添えているのは、クロスバンディングと呼ばれる、
独特のリボン杢を使用した帯状の化粧張り。

自然が奏でる美しい木象嵌が、どのような人工的な装飾よりも、
アンティークファンの目を魅了しています。
さすが「黄金の木」と呼ばれる生粋のアンティークマホガニーです。

デザインもそんな逸材の家具にふさわしい、18世紀「マホガニーの時代」のジョージアン様式。

製作されたのはアールデコの時代、1920年代ですが、スタイルは古来からの英国伝統様式を確かに継承しているものです。

“ジョージアン”スタイルは、世界初の家具デザイナー、トーマス・チッペンデールなどを輩出し、
イギリスの歴史上、最も良質な家具を産み出した時代と言われています。

一般には「英国家具の黄金期」と呼ばれています。

ジョージアン期の代表的な家具は、かの有名なチッペンデール様式。
トーマス・チッペンデールはそれまで貴族や特権階級の道楽品だった家具を、
生活に役立てられる実用品として設計し、優雅な美しさと機能性の両立を可能にしました。

もちろんまだまだ庶民には縁遠い高嶺の花でしたが、貴族が独占していた「デザイン家具」が、
富裕層クラスにまで普及したのはチッペンデールの功績が大きかった、と言われています。

そんなチッペンデール様式や、有名なアダムスタイル、シェラトンスタイルなど、
英国家具史その名がに刻まれた名作は、いずれもジョージアンの時代に生まれたものです。
現代家具のルーツ、といっても良い時代でしょう。

そのジョージアン伝統デザインを象徴するのが、”サーペンタイン(波型)”にシェイプされたフロントデザインや、
躯体との一体感が強調されたジョージアン期独特の、”ブラケットフット”のフットスタイル、
「面取り」された飾り面を左右にもつストレートなボディライン、初期ジョージアンの証し、高級”リングハンドル”・・、
枚挙にいとまがないほど、正統的なジョージアンスタイルを踏襲したとても豪華な仕上げと思います。

さらに外装だけではなく、ライティングボードの内部構成も素晴らしい。
20世紀に作られた家具としては、驚くほどの高度な手加工、そしてぜいたくな造りです。

内部棚の両側には利便性が考慮された、多数の縦横シェルフが設置され、
それらは、いずれも外装同様にサーペンタインシェイプの構成。

さらに、それらの棚の合間を縫うように6杯ものドロワーを持ちながら、これほどの複雑な構造を1世紀もの間、
端正に維持し続ける緻密な設計精度、
すべてマホガニー無垢で構成されている棚とは思えないほどのスムースなドロワーの滑りは、
いかに素材品質が良いか、製作技術が高いか、を明らかに示しています。

あたかも、18世紀ジョージアン初期の貴族家具のようです。

そしてきらびやかなマホガニー内装には、ライティングボードに落ち着いたグリーンのレザートップが張られ、
周囲には型押しがなされた、格調ある英国仕様。

機能性の高さもさることながら、ディティールにまでこだわって製作されていて、
全体的に格式高い純粋な英国伝統家具の印象です。

明らかに当時の富裕層のためにつくられた高価なハンドメイド家具である事がうかがえます。

もちろん、この良質なマホガニー無垢の躯体もまた、1世紀という歳月でもほとんど変形を見せず、
21世紀の現代でも、その美しい色つや、プロポーションを変わらずに、しっかりと維持しています。

芸術性、歴史性、実用性、希少性、その全てが備わっている、最高級のアンティークと思います。

一生お付き合いしたい”マイデスク”をお探しのアンティークファンの方に、
ぜひおすすめしたい至高の逸品です・・。

(Buyer/YM)



価格(税込): 313,200 円
参考市場価格: 304,500 円
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