スーパークオリティ ヴィクトリアンスタイル マホガニーパーラーチェア

今から100年以上前、“エドワーディアン”(1901〜10)の時代に製作された、
とても美しいマホガニーサイドチェアです。
こちらは、サロン7点セットを構成するうちの1アイテム(4脚)になります。
※こちらのサイドチェアは、SF0085 セティ1脚、HA0148 ラウンジチェア1脚、HA0149 アームチェア1脚と
計7脚ラウンジセットで入荷いたしました。
ともすれば装飾過多になりすぎてしまう英国古典様式のサロンチェアですが、こちらの現代的なセンスは素晴らしい。
基本的なデザインベースは、ひと時代前のヴィクトリアンデザインをベースにしたエドワーディアンスタイル。
エドワーディアンというと18世紀のシェラトンスタイルを継承した直線基調のデザイン様式が代表的ですが、
こちらは珍しく、古来からイギリスで人気のあったオールドフレンチスタイルをアレンジした曲線的なフォルムが基調。
格式と優雅さの調和がとれたバランスの良いシルエットで、なおかつ、
エドワーディアンならではの品の良さはしっかりと健在です。
背を飾る、“ピアスドカービング”(透かし彫り)や、限界まで細くシェイプアップしたフレームラインは
最高級家具にふさわしい手間の掛け方で、
その技術レベルはマニュファクチャーのレベルの高さをはっきりと顕しています。
製先技術も最高レベルなら、使われている素材も稀代の銘木。
21世紀の現代、家具の3大最高級材とされるホンジュラス産マホガニーが、
ごく一般材として扱われていたアンティークの時代に、
「最高級」とされていたのが、こちらのこちらのマホガニー材、中米産スパニッシュマホガニーです。
現代のホンジュラスマホガニーでさえ、ワシントン条約で準レッドリストに記載され、
絶滅危惧種とされている超希少材なのに、それが一般材だったという時代。
当時の最高級材が、現代とは次元の違う最上級品質であることがご理解いただけることと思います。
狂いが絶対に許されない、高級楽器に重用されることでもお分かりのように、
1世紀もの歳月を経てきても、ほとんど変形を見せていません。
これほど細く削り込まれたフレームなのに、です。
その赤みが華やかなアンティークブラウンの木肌は、歳月を経れば経るほど、赤銅色に輝く逸材で、
さらに、そのきめ細かな木肌には、使い込まれることで美しいパテナ(古艶)が覆います。
イギリス古典家具らしい、シェニール織生地との相性もぴったり。
見る人が見ればはっきりとわかる、ハイクオリティなアンティークです。
素晴らしい英国家具と思います。
まさに疑う余地のない、「無銘の名作椅子」とご紹介させていただきます・・。
(Buyer/YM)
価格(税込):
43,200
円
参考市場価格:
42,000
円
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LOCKON CO.,LTD.