ウォルナット リフェクトリースタイルカフェテーブル

今から100年ほど前、20世紀初めごろのイギリスで製作された
めずらしいプチサイズのリフェクトリー型コーヒーテーブルです。
・・これ、本当に100年前のものなのですよ。
でも、なんだかそんなに古いものには見えないですね、とてもきれいですし。
デザインもレトロモダンな感じ。
近年のアジアン家具みたい、って、誰もが思ってしまうのでは?
そもそも紅茶文化全盛だったイギリスで、なぜこの時代にコーヒーテーブルが?
また、ふと厚い無垢板の天板のサイド面(端面)を見ると、
珍しい位置にメーカー名らしき刻印があります。
”ACCU.LTD AMAWBTA”、とはあまり聞きなれない名前・・。
まず間違いなくこちらが、製作したメーカー名と思われますが、残念ながらこちらも謎。
現代でも、”ACCU.LTD”という会社はあるようですが、関連などはちょっとわかりません。
素材についても、英国からは”ウォルナット”として入荷していますが、
デニムの見立てでは、”マホガニー”。
あるいはマホガニー系のハードウッド(広葉樹)かも?
・・などなど、いろいろと謎多きテーブルになります。
でも、間違いなくいえることは、このテーブルが「一級の家具」であるという事実。
その見た目とは裏腹にズシッと重みのある良質なソリッド・ハードウッドの躯体は、
お写真の通り木目も美しく、その色つやは銘木級のマテリアルです。
20mmの厚みをもつ2枚接ぎの無垢板天板は
反り止めも使われていない状況で、ほとんど歪みすら見せてないスーパークオリティです!
そしてこのカービング(彫刻)。
力強いタッチで彫られた幾何学模様が天板から脚にかけてびっしりと敷き詰められています。
まさに製造の合理性よりも、デザインの芸術性と最優先させたアンティークならではの装飾。
見た目とは裏腹にグレートなテーブルですね。
さらに前オーナーも大事にお使いになられていたのでしょうか、
目立ったダメージもなく、木肌には良く磨きこまれた自然な艶があります。
デザイン的には、伝統的な“リフェクトリー”タイプの英国様式家具デザイン。
レフェクトリーとは修道院や僧院の食堂のことで、リフェクトリーテーブルはそこで使われる大型の食卓です。
コーヒーテーブルであるこちらのテーブルとは、用途の点では似ても似つきませんが、
古くから見られる2本脚スタイルを継承したテーブルデザインについては、まさに英国家具そのものです。
製作者のクラフトマンシップが、ちゃちなテーブルとは違います!って主張しているようです。
それにしても、こんな小さなテーブルに、何でここまで・・、
何て、野暮はいいっこなし!
きっと、名の知れぬ20世紀の家具職人の、情熱の結晶なんですよ・・。
(Buyer/YM)
価格(税込):
70,200
円
参考市場価格:
68,250
円
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LOCKON CO.,LTD.