クイーンアンスタイル マホガニーネストテーブル


今からほぼ100年前、1920年ごろのイギリスで製作された、とても素敵なマホガニー製のネストテーブルです。
3組のテーブルで構成されている、“トリオテーブル“になります。

“ネスト(入れ子式)テーブル”とは文字通り、
サイズの異なる同型のテーブルを複数、入れ子状(ネスティング)に組み合わせたテーブルです。

テーブルとしては比較的新しい種類に入るものと思われますが、
アンティークの市場から推測するに、19世紀頃より製作が始まり、お茶の普及とともに広まっていったようです。
いかにも職人的な技が感じられる、アンティークならではの魅力が詰まったテーブルです。

イギリスでは「午後のお茶の時間」に古くから活躍したとのこと、いかにも絵になる風景が想像できます。

日本ではあまりなじみのないテーブルかもしれませんが、
欧米ではリビングで来客用として使われることが多いようで、
大中小に分れたネストテーブルそれぞれに、お酒やコーヒー、スナックなどと、
メニューを分けて置いて、おもてなしをしているようです。

デザイン的にはイギリスの伝統様式であるクイーンアンスタイルを踏襲しております。

脚の付け根には西欧ロココの象徴、帆立貝の文様が入り、
カブリオールレッグ(獣脚)の脚先はブラガンザ・トゥ(渦巻文様のフットスタイル)、という
生粋の英国家具らしい古典様式です。

木肌の美しいマホガニーの躯体には、各所に効果的で、繊細な彫刻が施されています。
極限まで削り込まれた美脚の“カブリオールレッグ”がとても魅力的ですね。

木の葉が連なったかのような、”リーフ”エッジの天板はパイクラスト(Pie crust:パイをかじった時の歯形)とも呼ばれ、
サーペンタイン(波型)の幕板も、クイーンアンスタイルでしばしば用いられた装飾モチーフです。

すべてが完ぺき!
王道を行く、トラディショナルなブリティッシュスタイルです。

アンティークファンの方のティータイムに、ぜひ・・。

(Buyer/YM)



価格(税込): 79,920 円
参考市場価格: 77,700 円
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