エドワーディアン オールドペイント バスケットアームチェア

今から100年以上前のイギリスで製作された籐張りバスケットチェアです。
有名な“ロイドルームチェア”を作ったイギリスの家具メーカー、
ウィリアム・ラスティーアンドサンズW.Lusty & Sons社が、
マーシャル・B・ロイドの技術を使ったバスケットチェアを世の中に供給しはじめたのが1922年。
それ以降、ロイドルームの成功を見た各社から、
多くの”ロイドルーム”スタイルの”ウィッカー”チェア(編み込み椅子)が生み出されることになります。
こちらもそんなロイドルームスタイルのウィッカーチェアかと思いきや、さにあらず、
ロイドルーム以前に作られたものであるということ。
ロイドルーム以前にロイドルームタイプの椅子が存在していた、とはどういう事?
実は、19世紀末から20世紀初めにかけて、ヨーロッパでは“シノワズリー(中国趣味)”を背景に、
オリエンタルなバンブー(竹)ファニチャーが流行していたのです。
かの19世紀のトーネット社でもバンブーの曲げ木椅子シリーズが発売されていたりして、
籐編みなどの家具は当時のトレンド商品だったということでしょう。
そもそも、ロイドルームのエレガントなタブチェアスタイルは、
19世紀のヴィクトリアンの時代から存在していた古典的なものでした。
ロイドルーム自体がその古典様式の流れから生まれたデザインなのですから。
このウィッカーチェアもそうした古典様式デザインから生まれたお品です。
決してロイドルームチェアに似せた椅子、なんて言わないでくださいね。
現代の全ての籐編み家具のルーツとも言える時代に作られたのがこちらのアンティーク。
これもまた、一つの「歴史の一里塚」という事が言えそうです・・。
(Buyer/YM)
価格(税込):
30,240
円
参考市場価格:
29,400
円
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LOCKON CO.,LTD.