和骨董WA-COTTOO SHOWA-RETROスタイル 丸椅子MARUISUスツール


デニムの和骨董企画パートU、SHOWA-RETRO編の追加アイテムです。

こちらは骨董ファンのお客様より入手しましたメイドインジャパンの「丸椅子」です。
昭和中期のものということで入荷してきました。
今から半世紀ほど前に作られたもの、ということになります。

・・不思議なもので、学校で習ったわけでもないのに、なぜか「丸椅子」って呼び名を知っていますよね。

「丸椅子」とは、球形のカタチをした「背付きの椅子」のことではなく、円形の座面を持った「腰掛」のこと。

ただ、日本だけの呼び名、というわけではなく、これはどうも英語圏でも共通の呼び名のようで、
”ラウンドスツールRound stool” といえば「丸椅子」のこと。
世界中で親しまれているデザインの腰掛、ってことですかね。

確かにこちらの丸椅子、言われなければメイドインジャパンとは思われないでしょう。
張地には英国製の輸入生地、”ウィリアムモリスWilliam morris”のゴブラン織りも使われていますし、ね。

実際、こちらのスツールは当時の欧米家具をかなり研究して作られたものだったことでしょう。
19世紀のイギリスのヴィクトリアンスツールにとても良く似ています。

ヴィクトリアンスツールをちょっと日本風にアレンジするとこうなる、って、見本のようjなスツール。
でもなかなかどうして、見比べても決して見劣りしない素敵なデザインではありませんか。

椅子の文化を持たなかった日本の丸椅子が、数千年の歴史を持つ家具先進国、イギリスのスツールに匹敵、
なんて、すごいことではありませんか。

そんな素敵なこの「丸椅子」。
これもまた万国共通なのですが、「丸椅子」の用途って、とても広いんですよね。

はてさて、こちらは何の用途に使われていたのでしょうか?

もっとも多いのが、事務用の丸椅子。
でもこんな素敵な事務椅子なんて当時はもったいなくて使えなかったでしょうね。

ドクターチェアの向かいに、患者さんが座る「診察椅子」?
う〜ん、あり得なくはないけど・・あまり、病院っぽくはない。

キッチンスツール?
まさか、ね。

やっぱり、ピアノスツールでしょうかね。
当時の小柄な日本女性が座ると、良く似合いそうなサイズ感ですし。

まあ、真実はどうあれ、どこで使っても自然で飾り気のないデザインは、奥ゆかしさを尊ぶ日本人ならではの創造性。
日本のモノづくりのルーツとして、ぜひお孫さんの代まで引き継いでいっていただきたいものです。

アンティーク上級者の方のインテリアコレクションに、ぜひ・・。

(Buyer/YM)



価格(税込): 37,800 円
参考市場価格: 36,750 円
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