和骨董WA-COTTOO Jスタイル 欅(ケヤキ) CHABUDAI ちゃぶ台 ラウンドテーブル

デニムの和骨董企画パートU、SHOWA-RETRO編の商品です。
こちらは骨董ファンのお客様より入手しましたメイドインジャパンの「ちゃぶ台」になります。
昭和初期から中期のものということで入荷してきました。
今から半世紀ほど前に作られたもの、ということになります。
純・和骨董な「卓子(たくし)」を、西洋アンティーク風”ティーテーブル”にリメイクさせていただきました。
・・ちゃぶ台はそれほど古い歴史を持つものではなく、明治終わりごろから作られたもののようですが、
国民的な家具だったわりに、古いちゃぶ台はほとんど残っていないと思いませんか?
今、古道具屋さんで見かけるちゃぶ台は、ほとんどがせいぜい戦後間もない時期のもの。
比較的新しいヴィンテージクラスのものが多いです。
そもそも、日本は「置き家具」をあまり置かない生活文化だったこともあると思いますが、
ヨーロッパには数百年前の家具がゴロゴロと残っているのに対し、
日本にはなぜ明治以前のお膳やちゃぶ台があまり残っていないのでしょう。
残されているのは一部の収納家具、例えば世界的にも知られている桐箪笥などだけ。
価値があれば大切に保存され、価値がなければ処分される、という、分かりやすい真理です。
要するにほとんどの古いちゃぶ台は残しておくに値しなかった、ということだったのではないでしょうか。
壊れるまで使い続け、壊れたらしかたなく捨てる、というある意味では日本の美徳観ですが、
だからそもそも、それほど手間暇かけて作らない、という日本的な合理思考が、
永く残せない日本のちゃぶ台を多く生み出してしまったのではないかと思います。
実際、デニムが見てきたちゃぶ台も、その多くが家を作るついでに
大工さんが作っているようなちゃぶ台が多く、素材には柔らかい針葉樹が主に使われ、
直して使い続ける、ということを考えて設計していないので、
これを直すくらいなら新しく買った方が良い、と多くの方が苦渋の決断を下す如く、
デニムでも修理を断念してしまうことも多々ありました。
しかしケヤキやカシ、ミズナラやスギなどで作られた、後世まで残すべき純・日本家具は
どんなことがあっても再生し、後世にまで伝えなければなりません。
ですので・・逆に言えば、今残されている日本の骨董家具というのは、
洋家具のように直して使うことが可能だったということ。
永く使い続けられる仕様となっている良品で、本当につくりがとても良い。
こちらのちゃぶ台を見てください。
1世紀近くは経過しているというのに、全く変形を見せない素材と、
ほぞ組の設計精度の高さ、そして使い勝手を配慮した機能性。
実に素晴らしいです。
昭和の初期から中期、と言えは半世紀ほど前ですから1920〜40年代です。
このころのヨーロッパの、ローテーブルと比べてみてください。
全く遜色なく、既に同等、いや使い勝手の良さでは勝っているのではないかと思います。
もちろん、まだまだ装飾面など、ヨーロッパの家具に追い付いていない部分もありますが、
明治以来、工業化を進めてきた日本のモノづくりは、
いよいよ世界レベルにまで達してきたことを示しているようです。
「大正ロマン」から「昭和モダン」という、庶民文化に西洋化が進んだ時代に作られた、
こちらのフォールディングローテーブル=ちゃぶ台。
自信をもって”コレクティングファニチャー”としておすすめいたします・・。
(Buyer/YM)
価格(税込):
19,440
円
参考市場価格:
18,900
円
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LOCKON CO.,LTD.