ヴィクトリアン ウォルナットシェーズロング


今から150年ほど前、19世紀半ばの英国“ミッド・ヴィクトリアン”期に製作された“シェーズロング”(長椅子)です。

とても上品な容姿ですね・・。
現代の感性では生まれることのないデザインかもしれません。
率直に素晴らしいです。

貴重な逸材、ヨーロッパ産・サーカシアウォルナットのフレームもまぶしいです。

スクロールバックの背もたれ、滑らかなS字曲線を描くアカンサススクロールのアームレスト、
同じくS字カーブのソリッド・ウォルナットの“カブリオールレッグ”(獣脚です)、
帆立貝やお花のハイレリーブ(深彫り)、そしてこの時代らしいデザインの、脚元の真鍮キャスター、と
まさに21世紀によみがえった、当時のままの“ヴィクトリアン”スタイルです。

西洋家具では比較的ポピュラーな寝椅子のデザインですが、
日本ではあまりお目にかかることの無いタイプの“カウチソファ”ですので
新鮮な印象をもたれる方も多いのではないでしょうか。

かく言う筆者も、純な日本人の一人ですが、未だに、今ひとつ、
シェーズロングを実際に利用している状況に“ピン”ときておりません・・。

西欧人にとっては、はるか紀元前の昔より、古代エジプトの時代から長椅子に親しんできた、
西欧文化圏の民族的な風習がカタチになったものですから、違和感はないでしょうけど、
畳にごろん、と横になることを昔から常識としてきた、大和民族にとっては、
それをすぐに理解しろ、というのは無理というものかもしれません。

しかも基本的には上流階級の家具でしたので、さらに平民には、理解しにくい・・。
まあ、ちょっと贅沢な”パーソナルチェア”とお考えいただければ間違いのないところでしょう。

単刀直入に言って、ヨーロッパの風土に根ざした、庶民には縁遠かった貴族家具です。
でも、ゴロ寝の気持ちよさは万国共通ですので、どなたでもお気軽に・・。

(Buyer/YM)



価格(税込): 210,600 円
参考市場価格: 204,750 円
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