インレイドローズウッドチェア


希少なローズウッドのサイドチェアが入荷いたしました!
今から120年以上前、19世紀後半のイギリス・レイトヴィクトリア期に製作された客間用の椅子です。

何と、凛々しいフォルム・・。
バランスの良い一級のデザインです。

でも、この時代のデザインとしてはエキセントリックなスタイルだったかもしれません。

時は豪華絢爛な“ヴィクトリアン”スタイル華やかしころ、でしたから・・。

おそらくこのチェアのデザインは18世紀のフランス、“ルイ16世”様式をベースに、
シェラトンやアダムスタイルの要素を盛り込んだ、デザイナーズ仕様と思われますが、
とても完成度の高いデザインで、製作者独自の感性が強く主張されているように見えます。

20世紀に入れば、“エドワーディアン”(1901〜10)スタイルの椅子が、
このチェアと近い容姿を見せることになりますが、この時代にしてこのデザイン・・。

かなり家具に対して造詣の深いオーナーの発注品、または製作者の作品だったものと思います。

しかも素材は木の宝石、家具の最高級材ローズウッドです!

固く強い、ゆがみをほとんど見せないその性質は、
楽器のヴァイオリンなどに使用されるほどの最強マテリアルです。

その材があればこそ、実用強度限界にまで細くシェイプされたフレームの、
スレンダーデザインが今尚、キープされているものと思います。
良く計算された非常にレベルの高いプロポーションです。
わかりにくい言い回しで恐縮ですが、要はデザインが補強の役目を果たしつつ、
また逆に補強がデザインとして生かされている、ということ。

う〜ン、玄人好みの素晴らしい椅子ではありませんか。

そしてこの細いフレームを引き立てるように、植物文様の「象嵌(インレイ)」と、
ピンストライプのストリンギングと呼ばれる「線象嵌」がこのチェアの家具のクラスを証明するかのように施されています。

まさに疑う余地のない、「無銘の名作椅子!」とご紹介させていただきます・・。

(Buyer/YM)



価格(税込): 58,000 円
参考市場価格: 58,000 円
申し訳ございませんが、只今品切れ中です。


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