ヴィクトリアン レボルビングピアノスツール


今から130年以上前、19世紀後半のイギリス・ヴィクトリアン期に製作されたピアノスツールです。

美しい椅子です・・。
いや、きちんと“スツール”と呼ぶべきですね。

もともとスツールは、中世ヨーロッパの貴族階級においては、
背もたれのある「椅子」とはやや見方が違っていて、実用性よりも装飾性が重視され、
ある意味ではステイタスのシンボルとして位置づけられていました。

そんな時代だったらこそ、このようなデザインが成立し得たのでしょう。

そもそも太古の昔より、スツールは人類が初めて製作した「椅子」ですので
“チェアChairs”が持つ「権威性」が、どんなタイプの椅子のよりも強かったのかも知れませんね・・。

私感はさておき!

このスツールは、といえば、 当時流行だったネオロココのデザイン・フォルムを持つ、
特注家具と思われる高級ピアノスツールです。

ヴィクトリア期に流行した、ヴィクトリア女王様式のトライポッド(三脚台)スタイルが
当時のフランス・ルイ16世紀スタイルの影響を受けてアレンジされているのが特徴的ですね。

こちらは上流階級のご家庭で、ピアノを弾かれる方の体型や姿勢に合わせて作られた、
オーダーメイド品と思われます。
生産年情報が正しいとすれば、最先端のデザインで製作されていますので、
比較的進んでいた、南部の都市で使われていたものではないでしょうか。

きっと都会育ちの、素敵な貴婦人がお使いになっていたんでしょうね。

現在では見られない、ヨーロッパ産ウォルナット、銘木サーカシアの、
赤みの華やかなアンティークブラウンの躯体が、とてもあでやかです・・。

(Buyer/YM)



価格(税込): 69,120 円
参考市場価格: 67,200 円
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