ヴィクトリアン マホガニーロングフットスツール


今から130年以上前の英国19世紀後半、“ヴィクトリアン”の時代に製作された、
特注サイズのスーパーロングフットスツールです。
アンティークマホガニーで製作されたトップクオリティのコレクティングファニチャーです。

19世紀のクラシック家具? これが?
見方によっては、あたかも現代のデザイナーズ家具のよう・・。

130年前にこれほどの感性を持つ家具デザイナーが無名だったとは信じられませんね。

全体のデザインバランスが素晴らしいです。
彫刻の出来も優れていますし、素材の質感も高いです。

デザインベースは18世紀のイギリス・ロココ=リバイバル。
当時のデザイントレンドを今に伝える、本格的なヴィクトリアン様式です。

シンボリックなアカンサスの”C”スクロールや美しい“S”字曲線を描く、
4本脚の“カブリオールレッグ”(獣脚)、そしてビーズの連なるデコレーションフレーム・・。

イギリスの伝統デザインが、ロングフットスツールという斬新なコンセプトに反映させ、
その優美なフォルムをより一層あでやかに強調しています。

一方で、木部フレームの構造設計は、さすがアンティークの時代のハンドメイド家具らしく、本格的なもの。

普通に考えれば、このような横に長いフォルムで、仮に成人男子の全体重を支えたならば、
中央が弓形にしなってしまうのでは、と思われませんか?

この形状で、人の体を支えられるほどの耐荷重性を持たせるためには、四隅に1本づつの脚、
つまりノーマルな四本脚程度では耐えられないはず。
素人目に見ても、中央の前後にもう1本ずつ、最低でも6本の脚で支えるように設計すべきでしょう。

ところが驚くことに、この非常に優れたデザインは、構造的にも極めて優れていて、
4本の脚だけで十分な実用強度を持たせることを可能にしているのです。

座面に斜度をつけることで荷重を分散させつつ、極太のフレームとショートレッグが
重量をしっかりと受け止める、見事な構造設計です。

素材のソリッドマホガニーもまた、このデザインを成立させている1つの構成要素。
アンティークならではの、超硬質な銘木です。

杢目を生かすようにダークにステイン塗装されたソリッドマホガニーの木肌は、
どこをどう見ても最高級のコレクティングファニチャーですね。

ちょっとレトロモダンなプリント生地も、アンティークらしさの演出。
見所は満載です。

100年近くもの間、大切に扱われてきたアンティーク独特のパテナ(古艶。木肌の艶です)もまた
より一層、このチェアを唯一無二の存在にに演出しています。
まさに文字通りの「無銘の名作椅子」。

本物を知る方に、ぜひ・・。

(Buyer/YM)



価格(税込): 108,000 円
参考市場価格: 105,000 円
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