ｳｨﾘｱﾑ&ﾒｱﾘｰWilliam and Maryｽﾀｲﾙﾗｲﾃｨﾝｸﾞﾋﾞｭｰﾛｰ
最高級ｸﾗｽのｵｰｸﾋﾞｭｰﾛｰが入荷いたしました!
英国1910年代に製作された､ｳｨﾘｱﾑ&ﾒｱﾘｰWilliam and Maryｽﾀｲﾙのﾗｲﾃｨﾝｸﾞﾋﾞｭｰﾛｰです｡
｢ｱﾝﾃｨｰｸの時代｣ならではの品質をもつ､ｲﾝｸﾞﾗﾝﾄﾞｵｰｸ｡
現代ではﾜｼﾝﾄﾝ条約により入手不可能になってしまった最高級家具材､稀代の逸材です｡
そんなｽｰﾊﾟｰｵｰｸを､天板やﾗｲﾃｨﾝｸﾞﾎﾞｰﾄﾞ､ﾄﾞﾛﾜｰの前板､側面板､
あるいは内部の仕切り棚やﾐﾆﾄﾞﾛﾜｰ､そして見えない背板や底板などの構成材にまで､
至るところに惜しげもなく投入｡
超･一級のｵｰｸ材が総無垢で使用されています｡
さらに､そんな黒檀色の躯体にｿﾘｯﾄﾞﾌﾞﾗｽのﾍﾟﾝﾀﾞﾝﾄﾊﾝﾄﾞﾙやﾋﾝｼﾞ､
また内部にはﾚｻﾞｰﾄｯﾌﾟの高級素材が彩りを添えています｡
永い歴史を経てきた古艶の風合いもｱﾝﾃｨｰｸﾌｧﾝの目を魅了しています｡
生粋の英国ｱﾝﾃｨｰｸです｡
ﾃﾞｻﾞｲﾝもそんな逸材の家具にふさわしい､17世紀のﾊﾞﾛｯｸ様式｡
ｵﾗﾝﾀﾞ公ｳｨﾘｱﾑが英国王として即位した時代のﾀﾞｯﾁ(ｵﾗﾝﾀﾞ)ｽﾀｲﾙ=ｳｨﾘｱﾑ&ﾒｱﾘｰｽﾀｲﾙになります｡
製作されたのはｱｰﾙﾃﾞｺに近い時代､1910年前後ですが､
そのｽﾀｲﾙは古来からの英国伝統様式を確かに継承しているものです｡
“ｳｨﾘｱﾑ&ﾒｱﾘｰ”ｽﾀｲﾙといえば､貴族趣味的なﾊﾞﾛｯｸ様式の中でもより上流趣味的なﾃﾞｻﾞｲﾝ様式｡
ｲﾒｰｼﾞは女性的で､装飾的､軽やかな印象です｡
具体的には曲線が多用されたﾃﾞｻﾞｲﾝとなり､脚の形は金の形をしたﾍﾞﾙﾌｯﾄ､
横貫にはｶｰﾋﾞﾝｸﾞｽﾄﾚｯﾁｬｰ､と､日本のｱﾝﾃｨｰｸﾌｧﾝの方たちにとても人気の高いｽﾀｲﾙです｡
そんな英国家具史に刻まれたﾃﾞｻﾞｲﾝ様式を､ｱｰﾙﾃﾞｺの時代に再現したのがこちらのﾋﾞｭｰﾛｰ｡
その伝統ﾃﾞｻﾞｲﾝを象徴する､”X”字ﾗｲﾝにｼｪｲﾌﾟされた"ｱﾝﾀﾞｰｽﾄﾚｯﾁｬｰ"や､
ﾍﾞﾙ型のﾀｰﾝﾄﾞﾚｯｸﾞ､”ｻｰﾍﾟﾝﾀｲﾝ(波型)ｼｪｲﾌﾟ”のﾌﾛﾝﾄｽﾀｲﾙ､
ｴｯｼﾞﾗｲﾝを引き立てるﾁｯﾌﾟﾄﾞｶｰﾋﾞﾝｸﾞ､ｽﾊﾟｲﾗﾙﾃﾞｻﾞｲﾝの最高級真鍮製ｽﾜﾝﾈｯｸﾊﾝﾄﾞﾙなど･･､
枚挙にいとまがないほど､正統的なｳｨﾘｱﾑ&ﾒｱﾘｰｽﾀｲﾙを踏襲したとても豪華な仕上げだと思います｡
さらに外装だけではなく､ﾗｲﾃｨﾝｸﾞﾎﾞｰﾄﾞの内部構成も素晴らしい｡
20世紀に作られた家具としては､驚くほどのぜいたくな造りです｡
ｼｪﾙﾌの上部にはｼﾞｮｰｼﾞｱﾝの家具などにもみられる飾り面を持ち､
合理性が考慮された､縦横の13もの収納ｽﾍﾟｰｽが設置｡
いずれも外装同様にｻｰﾍﾟﾝﾀｲﾝｼｪｲﾌﾟで構成されていて､あたかも､
18世紀ｼﾞｮｰｼﾞｱﾝの､英国黄金期の家具のようです｡
そして真鍮ｺﾞｰﾙﾄﾞのｱｸｾﾝﾄを持つ厳かな内装には､ﾗｲﾃｨﾝｸﾞﾎﾞｰﾄﾞにｳﾞｨﾝﾃｰｼﾞ感あふれるﾚｻﾞｰﾄｯﾌﾟが張られ､
周囲には型押しが記された､格調ある英国仕様｡
機能性の高さもさることながら､ﾃﾞｨﾃｨｰﾙにまでこだわって製作されていて､
全体的に格式高い宮廷家具の印象です｡
明らかに当時の富裕層のためにつくられた高価なﾊﾝﾄﾞﾒｲﾄﾞ家具である事がうかがえます｡
唯一､ｳｨﾘｱﾑ&ﾒｱﾘｰｽﾀｲﾙがｳｫﾙﾅｯﾄ家具が多いのに対して､
ｵｰｸ総無垢仕様であるところに､ｱｰﾙﾃﾞｺの時代性を感じますが､
その良質なｵｰｸ無垢の躯体あってこそ､1世紀という歳月でもほとんど変形を見せず､
21世紀の現代でも､その美しいﾌﾟﾛﾎﾟｰｼｮﾝを変わらずに､しっかりと維持しています｡
芸術性､歴史性､実用性､希少性､その全てが備わっている､最高級のｱﾝﾃｨｰｸと思います｡
一生お付き合いしたい”ﾏｲﾃﾞｽｸ”をお探しのｱﾝﾃｨｰｸﾌｧﾝの方に､
ぜひおすすめしたい至高の逸品です･･｡
(Buyer/YM)
価格(税込):
213,840
円
参考市場価格:
207,900
円
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LOCKON CO.,LTD.