チェラブcherubs ホワイトカッラーラCarraraレリーフ / plaque picture


素敵な額装に収められた珍しい壁飾り/プラークです。
19世紀末に製作された、イタリア製と思われるマーブルレリーフ(大理石彫刻)になります。

キラキラのゴールドギルトウッドゲッソのロココ調フレームに
イタリア・トスカーナの有名な白大理石、”カッラーラ・ビアンコ”のレリーフ。

・・アンティークファンの方には、もう、たまりませんね。

見ていて楽しい、持っているだけでもうれしい、
デニムが一瞬で悩殺されてしまったアンティークコレクションです。

ただ残念なことに、仕入れ時の商品情報はほとんどありませんでした。

一般的なアンティークの商品情報としては、およそ1850年代から1900年代にかけて、
パリやローマを中心に流行したプラークということです。
アンティークコレクターの間では比較的知られた骨董品です。

陶器などのプラーク(壁飾り)自体は18世紀末ごろからヨーロッパ各地に広がった装飾品ですが、
こちらのようなマーブルレリーフのプラークについては、19世紀後半、
それも1870年から80年代のピンポイントな時期に作られていたようです。

この時期、ギリシャやローマのルネッサンス建築が注目されていたタイミングだったのでしょうか、
確かにこの時期のイギリスのヴィクトリアン建築でも、
こちらの作品同様のチェラブcherubs(小天使)の装飾が、建物の外壁などでよく見かけられます。

フランスでは、古くから似たような陶器製の美術品も作られていますのでそちらと混同しやすいですが、
イタリアのホワイトカッラーラは従来からヨーロッパ各国に供給されていますので、
フランス人の彫刻師によるマーブルレリーフも、この時期、確かに存在していました。

イタリアでは、こうした作品はローマを中心に流行していたようです。

あたかもイタリアの工芸品、”カメオ”のようなハイレリーフ(深彫り)。
こちらのルーツが”ストーン・カメオ”あたりなのでは、と予感させられますが・・はたして?
でも、全くの無関係ではなさそうです。

こちらの作品は、一般のイギリス人コレクターよりデニムが直接入手いたしました。

真贋を証明できるものはありませんが、作者名、製作年の刻印、額装の年季、
大理石の質感などから見て、当時ものとみて間違いないと思います。

それほど多くマーケットに出回っているわけではないのに、探しているコレクターは多いと思われ、
すぐに売り切れてしまうのでデニムでも入手するのに苦労しました。

世界3大オークションハウスの一つ、クリスティーズでも同様の作品が扱われていて、
おおよそ1,000〜1,500USDほどの値がつけられています。
※下記職人コメント内のお写真ご参照

一般的な相場でも、600〜1,800EURで取引されています。
※現在1ドル=100円前後、1ユーロ=115円前後です。

まあ、お値段のお話はともかく、室内装飾としては、とてもとても素敵なアイテムと思います。

アンティーク上級者の方でもご存知ない方も多いと思われるお品ですので、
今後、さらに価値は上がっていくアンティークアイテム、と思っております。

ぜひ今のうちに、ご検討いただいた方が・・。

(Buyer/YM)



価格(税込): 105,840 円
参考市場価格: 102,900 円
申し訳ございませんが、只今品切れ中です。


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