On The Burbage Brook With A Bridge / oil painting


デニムがおすすめする”アンティークインテリア”のオイルペインティング(油絵)です。
今から120以上前、19世紀後半にイギリスで描かれたと思われる古い風景画です。

流れのはやい渓流。
ほとりを歩く人物。
秋色に染まりつつある森の木々・・。

一筆一筆、丁寧に描写された力作です。
サイズもラージサイズの部類で、とても迫力があります。

こちらはイングランド北部、サンダーランドSunderlandのアンティーク家具ディーラーより、
デニムが直接入手いたしました。

出所情報は不明ですが、直近ではイギリス人コレクターのプライベートコレクションだったようです。
現地ディーラーが現地のアンティークオークション経由で入手したものをデニムが譲り受けたものになります。

ディーラーは絵画の専門ディーラーではありませんが、
アンティークの業界ではちょっと名の知れた老舗ディーラー。
見る目は確かですし、地元の仕入れルートの基盤もしっかりとしておりますので、
アンティーク絵画の価値としては信頼していただければ、と思います。

ジョージアン調のギルティングフレームは、裏にギャラリーラベルが入っておりますので、
恐らく19世紀のオリジナルフレームでしょう。
額装された年かどうかはわかりませんが、1887年の記載があります。

フレームの木組みも、キャンバスに描かれた時代的な風合いから見ても、
100年以上は経過しているように思われます。

格調あるフェストゥーン(花綱)のデザインは、アンティークインテリアとしてふさわしい雰囲気と思います。
その主張しすぎないフレームデザインは、絵画の作風とも相性は良く、
作品を引き立てているようにさえも見えます。

作品につきましては、19世紀のイギリス・写実派(リアリズム)に分類されるのではないかと思います。
ただ、その鮮やかな色彩は19世紀半ばに花開いたフランス絵画の印象派に影響を受けているようにも見えます。

作者はウィリアム・ドレイクWilliam Drake。
作品の左下にサインがあります。
ただ、残念ながら作者に関する詳細情報は不明です。

ちなみに同時代のアメリカ人オイルぺインターには、同姓同名のアーティストがいます。
主にトラやライオンなど、動物の絵画で有名な職業画家、William Henry Drake(1856-1926)です。

そちらのウィリアム・ドレイクは、ほとんどの作品に日本円で3ケタの値が付くほどの人気作家になりますが、
前者は風景画、後者は動物が、と作風が違うので、別人ではないかと思います。

・・ただ、ちょっと気になるんですよね。
後者のドレイクについては、実際の作品を見たわけではないのですが、写真で見る限りではサインが似ている・・?

まあ、事実はどうあれ、こちらの作品だって、誰が見てもマスタークラスの秀作であることは明らかです。

大志を持った職業的なオイルぺインター、あるいは美術を学ぶ学生を指導できる立場にあった教授など、
習熟された技量を持って描かれた作品であることは、デニムが自信をもって断言させていただきます。

バランスの良いパースの利いたリアルな構図、うっそうと茂る木々や雑草の描写、
たたずむ人の心理描写さえ感じられる表現力、的確にそして緻密に描きこまれたランドスケープ・・。

誰がどう見ても、アーティストの道を志す人が、自身の持つ技術を注ぎ込んだ「血作」には間違いがありません。

作者自身の個人的なノスタルジーが込められた作品、
そんな感じがします・・。

(Sales/YM)



価格(税込): 138,240 円
参考市場価格: 134,400 円
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