ジョージアン マホガニーグローブボックス


今から何と、230年以上前に作られたマホガニー製のアンティークアイテムです。
当時の富裕層に使われていた高級グローブボックスになります。

”グローブボックス”というと、今では一般的に自動車のグローブボックスを指しますよね。

自動車のグローブボックスとは、インパネ(前席の正面にある内装パネル)の助手席側にある収納スペースのこと。
もともと、運転用のグローブを収納しておくスペースだったことから、そう呼ぶようになったようです。

ちなみに助手席と運転席の間にある収納スペースは一般的にコンソールボックス、
あるいはセンターコンソールなどと呼びますね。

どちらも専門用語というよりも、一般的に日常で使われている呼び名かと思います。

そんなクルマのグローブボックスやセンターコンソール、
いまでは自動車の一般用語として定着していますが、
では、車がまだこの世に生まれていなかった時代には存在しない単語だったのでしょうか?

いえいえ、アンティーク家具ファンの方ならご存知の通り、
それらはかつて、家具あるいはインテリアの1アイテムの呼び名だったんですよね。

コンソールテーブルは、エントランスなどの壁際を飾る装飾的なサイドテーブルのこと。
後に収納スペース(引き出し)をもったタイプが多くなりましたね。

そしてグローブボックスとは、文字通り、手袋を入れるための収納ケース。

当時は、帽子にしても、手袋にしても、アクセサリーに近い高級品も多かったのでしょう。
大切なものはハコに入れてしまっておく。
ごく自然な習慣だったものと思います。

そんなコンソールテーブルやグローブボックスも、今では高級骨董。
貴族階級が愛用していた高級品でしたので、高価なコレクションアイテムになりました。

ヨーロッパのマーケットでは、グローブボックスが一つのアンティークアイテムのカテゴリーとなっていますので、
年代の古いものや装飾性の高いものは人気が高く、値段もなかなかデニムでは手が出しにくいほど高い。

そんな中、こちらのアイテムも決してお安くはありませんが、
将来的な価値を考えればかなり割安なのでは、と思えるアイテムを入手いたしました!

作られたのは何と、今から2世紀以上前のジョージ3世治世下、
18世紀レイトジョージアンの時代。
アンティークの中でもかなり古い部類に入る、希少なグローブボックスになります。

もちろん素材は当時の高級材、アンティークマホガニー。

ジョージアンといえばマホガニーの時代。
その時代の高級マホガニー、旧スペイン領産マホガニーといえば、歴史上最高の銘木と言われています。

当時は現代の高級マホガニー、ホンジュラス産マホガニーが一般材クラスだった時代ですから、
現代の感覚とは次元の違う最高級材になります。

その銘木を、こちらは当然のように総無垢で使用。

230年もの間、一切の歪みや変形を起こさないその素材品質は驚愕です。
もちろん、当時の製作者の製作技術の高さについては言うまでもないことでしょう。

取っ手などの金具もディーラー情報では、230年前のオリジナルではないか、とのこと。

スワンネック型のジョージアンループハンドルは、確かに当時流行したデザインですので、
きっと、ディーラー情報は正しいのでしょう。

ただ、よくよく考えてみると、なぜハンドルが必要だったのでしょうか?

普通グローブボックスといえば、筆箱のように細長い置き型の収納ケース。
持ち運ぶ必要などなかったはずですし、ハンドルなどなくても特に持ちにくいというわけでもなさそうですし・・。

特殊サイズということは、もしかすると、ワードローブやチェストなどの中に定位置で収納される、
専用のグローブボックスだったのかもしれませんね。
だから、標準的なグローブボックスと違ってちょっと大きめ。
収納される家具の設置スペースに合わせられた形状だったのでしょう。

きっと、その家具はジョージアンのハイチェストか何かだったんでしょうね、
・・などと、いろいろ想像が膨らんでしまう、こちらのグローブボックス。

内部は仕切りのないフリースペースなのでご自由に楽しんで使ってみてくださいね。
小さなアタッシュケースのようにも使えますので、タブレットPCを収納するケースなどにしてみても面白いかも。

当時の高級品ですので、当然キーロック付き。

ただのブリーフケースよりも、セキュリティーは間違いなく高いですよね。
230年前のものですけど・・。

(Buyer/YM)



価格(税込): 30,240 円
参考市場価格: 29,400 円
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