スーパークオリティ マホガニーリージェンシーアームチェア


今から何と200年前!!
イギリス19世紀初め、”レイト・ジョージアン”に続く”リージェンシー”の時代に製作された、
文字通り、リージェンシー様式のサロンチェアです。

・・世界的に有名なイギリスのリージェンシーチェアです!
リプロダクションではありません!
本物です、しかもリアルタイムな。

また製作された時期は“ヴィクトリアン”以前で、なおかつウィリアム4世の時代よりも一昔前。
その時代もジョージアンの延長と考えれば、英国でもっともすぐれた家具が作られていたといわれる、
「英国家具の黄金期」と呼ばれた時代です。

ちょっとびっくりですね。
日本でいえば、まだ江戸時代の中盤のころですよ。
それがこのようにピカピカに・・。

デザイン的にはまさに”サーベルレッグ”が典型的な“リージェンシー”様式のサロンチェア、
当時、最先端だったオリジナルデザインです。

リージェンシー様式とはヴィクトリアンのひと時代前、つまりヴィクトリア女王が即位する1837年以前、
ジョージV世からジョージW世、そしてウィリアムW世へと続く治世下でつくられた家具デザインが
一般にそう呼ばれています。

リージェンシー様式の特徴は、フランスのナポレオン1世の最盛期、”アンピール”様式や
古代ギリシャ、ローマの装飾を取り入れた擬古典的な様式になります。

古代ギリシアの“クリスモス”(婦人用の椅子)をほうふつとさせるサーベル状をした4本脚、
背面へスクロールする独特の“トップレイル”(背もたれの笠木)、
「農夫のジョージ」と呼ばれるほど質素だったジョージ3世の時代らしいシンプルな装飾、
「マホガニーの時代」と呼ばれる、歴史上最高品質のソリッドマホガニー・・。

ませに、生き生きとした、ど真ん中のリージェンシーデザインです。
しかもその素材、工法、仕上げのレベルの高さは明らかに特Aクラスです。

きっと富裕層のご家庭のために、特注されたものだとは思いますが、
名の知れぬ家具職人がこれほどのクオリティの家具を手仕事で製作していた時代、
本当にすごい時代だったんですね。

そして・・他でもない世界最高級のスパニッシュマホガニー。

18世紀はじめごろ、西インド諸島からはさまざまな種類のマホガニーが英国に輸入されるようになりました。
その独特の赤みと詰んだ杢目の美しさから、マホガニー材はまたたく間に家具材として流行することになり、
18世紀はマホガニーの時代、とまで、後年呼ばれるようになりました。

その当時輸入されたマホガニーは、”ジャマイカウッド”と呼ばれる地球史上最高のスーパーマホガニーを筆頭に、
独特の赤黒さを持つ”キューバンマホガニー”など、今では見ることもできない銘木が大量に入荷、
今では考えられない時代でした。

またサントドミンゴ、プエルトリコ産などの旧スペイン領からも良質のマホガニーが多くもたらされておりましたが、
それらのマホガニーを総称して ”スパニッシュマホガニー”と呼んでおります。
ジャマイカウッドとほぼ同種の質を持つ、当時人気の高かった最高級マホガニー材、
おそらくこちらのチェアはこのスパニッシュマホガニー製ではないかと推測しております。

これら当時のマホガニーは赤みを持つ材質がとても華やかで、見た目がとても美しく、
また硬く、反りや変形が非常に少ないことで、それ以前まで宮廷家具の主流だったヨーロッパ産ウォルナットを
主役交代するに十分すぎるほどの資質を備えていました。

またスパニッシュマホガニーは巨木で幅広の厚板が取れたことも人気のあった理由の一つで、
デニムでも良く紹介させていただいております、“チッペンデールスタイル”のエクステンションテーブルなどにも
良く使われていたそうです。

強い赤みを発散し、磨けば磨くほどに艶を放つ、
今や失われてしまった地球遺産が、まさにここにあります・・。

(Buyer/YM)



価格(税込): 108,000 円
参考市場価格: 105,000 円
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