トーネットThonet No4712 ベントウッドスツール


かなり入手困難になってきた、トーネットのベントウッドスツールです。
20世紀初めころのものと思われます。

・・当時は普通のチェアよりも安価だったはずのスツールですが、アンティークとなると、
普通のチェアよりも高くなる、というアンティーク屋さん泣かせの貴重品。

まあ、アンティークの価格は株式相場みたいなものですから、
人気があれば根が上がるのも当然のこと。

でも、スツールは今も昔も人気商品で、当時だって背付きのカフェチェア並みに、
かなりの生産量があったはずですから、スツールの現存数が少ない、というのはどうも腑に落ちません。

これはあくまで想像ですが、要するに所有者が手放さないから、ということなのでしょう。

1脚でも家にあればわかりますが、何かと便利なんですよね。
予備の椅子として、靴を履くときの腰掛けとして、サイドテーブル替わりとして、キッチンスツールとして・・。

しかもトーネット社製のベントウッドスツールなら、古くなっても丈夫。
なおさら手放されることは少なそうです。

こちらはおそらく第一次大戦より前のポーランド工場かチェコ工場製と思われます。
モデルコートは、当時の旧トーネット社ですと、No4712。
※下記エキストラフォトに当時のトーネット社のカタログコピーがあります。

座面の高さがロー、ミドル、ハイと3種ある中で、こちらの471×コードはミドルサイズ。
今ではほとんどのメーカーがボツにしたサイズですので、それだけでも貴重です。

座枠の表面に飾り面をもつ装飾性もまた、旧トーネット社らしいつくりへのこだわりです。
このような装飾性は、現代のベントウッドメーカーではすべて絶滅してしまいました。

いい感じにヤレた風合い、脚のラインの美しさ・・、
よ〜くチェックしていただければ、こちらのスツールのすばらしさ、きっとおわかりいただけることと思います。

アンティークトーネットファンの方でしたら、ぜひお見逃しなく・・。

(Buyer/YM)



価格(税込): 41,040 円
参考市場価格: 39,900 円
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