Market Day at MIDDELBURG / oil painting


デニムがおすすめする”アンティークインテリア”のオイルペインティング(油絵)です。
今から半世紀ほど前、20世紀半ばごろに描かれた、オランダのマーケットシーンの風景画です。

穏やかでカラッと晴れた日が続いている時節・・でしょうか。

澄んだ青空、高く立ち上る雲、そして人々の装いからも想像はつきますが、比較的暖かい季節だったようですね。
オランダでお花が見ごろになる季節、4月から5月といった頃なのでしょう。

あたかもマーケットの喧騒が聞こえてくるかのようですが、個人的にはどこか懐かしい。

いえ、行ったことのある場所、というわけではなくて、
こういう「露店市」の雰囲気って、万国共通ですよね。
どなたでも幼いころから感じたことのある、その独特の活気が、この絵の中に描かれています。

こちらの作品には" Market Day Middelburg, Holland"(オランダ・ミドルバーグのマーケットデイ )とタイトルがついています。

作者はリチャード・ティアルソRichard Tearso (20th Century)。
イギリス20世紀の風景画家として、名の知れたアーティストになります。

おそらくアンティーク絵画ファンの方でしたら、その名をご存じの方も多いことと思います。
イギリス20世紀のの風景画家の一人として、欧米のプライベートコレクター(個人収集家)には
良く知られたイギリス人アーティストです。

残された作品は少なくはないので、近年非常に人気が出ているとのこと。
ボナムスなどの大手の絵画オークションでもその名を見かけることができます。

確かに彼の作品の特徴として、色遣いが鮮やかで、かつ温かく、明るい。
また作品の構図が広角で抜けが良い。
デコラティブなピクチャーフレームとの相性も良く、
富裕層の邸宅のインテリアとして、非常に適した絵画と言えそうです。

きっとこれからも、彼の作品への評価は、上がることはあっても下がることはないことでしょう。

ただ不思議なのは、リチャード・ティアルソに関する人物評がほとんど見当たらないこと。

ネットなどで探してみても、見つかるのは彼の作品情報ばかり。
バイオグラフィ的な情報には一切行きつくことはできませんでした。

しかも、生年や活躍した時期すら不明、という、本当に存在したのかどうかさえ、
疑問に感じてしまうほど、完全に情報が閉ざされています。

・・ということは、彼はまだ生きている人物?
あるいは”リチャード・ティアルソ”とは、本当は誰かのペンネームで、実在しない人物・・とか?

まあ、でも、良くわからないから逆に想像力が掻き立てられて良いのかもしれませんけど、ね。

こちらはイングランド中部、ノッティンガムシャーNottinghamshireのアンティーク絵画ディーラーより、
デニムが直接入手いたしました。

高級骨董とされる重要なアンティーク絵画を多く扱う信頼のおけるアートディーラーからの入手です。
このディーラーは作者の真贋、そしてオリジナルワーク(直筆)であることに徹底してこだわり、
プリント、リトグラフ、コピーの類いは決して扱いません。
安心してお求めいただければと思います。

もちろん、デニムにおいても贋作と判明した場合には返品に応じます。

出所情報は不明ですが、直近では絵画オークション経由で入手したものだったようです。
であれば、一般的には個人コレクターからのプライベートコレクションの放出品だったということでしょう。
個人宅のリビングなどにいかにも飾られていた絵画のように思われます。

ただもともとは、ボナムスのオークション経由、という未確認情報もありますので、
もしそれが正しければ、多くの人にその価値を認められていた作品、ということになります。

確かにこちらの風景画は、秀作として一定以上の評価を受けてしかるべきもの、と思います。

20世紀印象派のランドスケープぺインターの代表的な一人になるであろう、
彼の芸術観を理解しやすいスタンダードな作品ではないかと思います。

そうした観点から、お安くはない作品ですが、かといって割高では決してありません。
相場から見て、順当な価格ではないかと思います。
むしろ、現在のアンティーク絵画としての人気を考えると、将来的な資産価値として
割安と思える時が来るのでは、とさえ思われます。

間違いなく歴史に名を残す、現代のオールドマイスターの秀作です。
ぜひアンティークファンの方のお手元に・・。

(Buyer/YM)



価格(税込): 54,000 円
参考市場価格: 52,500 円
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