Horses Grazing in a Rural Landscape / oil painting

デニムがおすすめする”アンティークインテリア”のオイルペインティング(油絵)です。
馬が草を食む湿地帯を描いたイギリスのランドスケープ。
ヴィクトリアン調の額装に収められた素敵な風景画です。
英国のディーラー情報によれば、20世紀後半、1970年前後に描かれた半世紀ほど前の作品ということです。
作者はイギリス人ペインター、”ジョン ・メイスJohn Mace " (1947-) 。
イギリスのカントリーシーンや動物画などで優良な作品を多く残しているアーティストです。
イギリスのアンティーク絵画に詳しい方であれば、その名を知る人も多いのではないかと思います。
ジョン・メイスは英国現地では、現代の風景画家として、広く認知されています。
彼はおそらく職業的なオイルペインターと思われ、欧米のファインアートオークションでは、
彼の作品をかなりの数、目にする事が出来ます。
現代作家のため比較的価格もこなれていて、人気作家の一人として数えても良さそうです。
2点ほど、職人コメント欄に、作品情報を掲載させていただきましたが、
おおよそイギリス・ポンドベースで£400〜800ほどの見積もりがつけられています。
※現在1ポンド=約140円
いろいろな彼の作品を見てみましたが、イギリスの古典スタイルを踏襲したナチュラルな作風で、
確かにくせのない、万人に好感の持たれそうな作風ですので、
アンティークアートとして、これからもさらに評価が上がってくる可能性は十分にあると思います。
彼自身については、バイオグラフィー的な情報は入手できなかったので詳細は不明ですが、
欧米のアートサイトなどでは、20世紀のブリティッシュアーティストとして、
一般に名のあげられる、ランドスケープペインターと紹介されています。
ただ、実際に彼の作品を追っていくと、確かに風景画が多いのですが、そこには必ずと言っていいほど、
人や動物、建物、水辺、などが描かれていて、動き、というか、時間の流れを印象付ける作品となっています。
また、そうした風景画に描かれている馬や鳥といった動物を、作品のメインに据えた作品や、
明らかにアフリカなどへ旅行をして描いたと思われる動物画など、風景画から離れた作品も見かけられますし、
さらには、蒸気機関車や帆船などの建造物を描いた作品なども残されており、お花などの静物画すら存在します。
彼の興味の対象は、単に目の前の風景だけではなかったことが良く分かります。
一方、油彩だけではなく水彩画の作品も見ることができ、
芸術家として、多彩な才能を持つ人物であることがうかがえます。
こちらの作品は、イギリス東部ノーフォークのアンティーク絵画ディーラーより入手しました。
作者のサインは左下にあるということですが、かなり不明瞭でちょっと判別は難しいです。
でも信頼できるディーラーですので、作家オリジナルペイントであることは間違いないでしょう。
またディーラー情報によれば、出所は、ノースノーフォークにあるお屋敷からの放出品とのこと。
見る目の確かな富裕層が所有していた作品になりますので、作品の評価にも安心感がおけます。
一方、こちらの作品情報に関していえば、ノンタイトルですし、場所の情報も不明。
でも、イギリスで風車のある湿地帯、という条件の場所は、そう多くはないでしょうから、
その気になって調べてみれば、ある程度描いたエリアは特定できそうです。
風の抜ける場所ですから、さぞ広い平地で気持ちの良い場所だったことでしょう。
風景画家であるならば、いつか描いてみたい有名な観光地だったのかもしれません。
彼をランドスケープぺインターとして見るならば、こちらはその象徴的な作品、といえそうです・・。
(Buyer/YM)
価格(税込):
86,400
円
参考市場価格:
84,000
円
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