Ben Nevis in Scottish highlands / Water Colour

デニムがおすすめする”アンティークインテリア”の水彩骨董画です。
遠方にスコットランドの山脈をいだくハイランドシーン。
" Ben Nevis "(ベン・ネビス山)と名付けられた風景画です。
作者はアレキサンダー・デーヴィッドソンALEXANDER DAVIDSON(1838-1887) 。
19世紀に活動していたスコットランド人の風景画家になります。
アレキサンダー・デーヴィッドソンについては、今から150年以上も前に活動していた作家ですし、
それほど多くの作品が残されているわけではないようですので、
彼のバイオグラフィも残念ながら詳細は入手することはできませんでした。
ただ、国際的なファインアートのオークションハウスでも、彼の作品は検索できますので、
間違いなく、この世界では彼の作品が一定以上の評価を受けていることがわかります。
しかも、当時の芸術家たちの「勲章」である著名な展示会やアートギャラリーへの出展も記録されていますので、
プロフェッショナルなぺインターとしても確かに評価を受けていたようです。
いくつかのアレキサンダー・デーヴィッドソンの作品を見た限りでは、
彼は水彩画による風景画を好んで描いているように思われました。
もちろん油彩も、肖像画も、彼の作品としては残されていますが、
一般にも、彼はウォーターカラーリストとして評価されていたようです。
彼の肩書には、”R.S.W. ”(=The Royal Scottish Society of Painters in Watercolours 王立スコットランド水彩画協会 )
と付くことが多いのはその証左でしょう。
おそらく当時、R.S.W.会員として登録されていたのだと思います。
こちらは、そんな彼の典型的ともいえる作品。
遠く、背景に座しているのは、スコットランドのハイランド地方で最も高い山、" ベン・ネビスBen Nevis "。
正確に言うと、ベン・ネビス山といえば、ブリテン諸島の中でも最高峰の高山です。
お酒通の方なら、きっと聞いたことのある名前でしょう。
スコッチウイスキーの蒸留所として良く出てくる名前ですし、「ベン・ネビス」という名のエールビールもあります。
日本のニッカウイスキーにも、やっぱり「ベン・ネヴイス」という銘柄のスコッチウイスキーがあって、
その蒸留所もやはり、ベン・ネビスのふもとにあるそうです。
ちょっと話が横道にそれましたが、要するに、こちらはスコットランドの代表的な景観を描きとめた作品、ということ。
つまり、スコットランド出身のアレキサンダー・デーヴィッドソンが故郷の「象徴」に腕を振るった水彩画、ということです。
日本人画家が「富士山」を描くようなもの・・なのでしょうか。
ランドスケープを得意とするペインター、という表現が適切であるならば、
彼は率直に、そのようなタイプの作家に入ることでしょう。
想像ですが、彼は職業画家として、最も自分にふさわしい題材を常に探していたように思います。
単にその景色の美しさだけを求めたとするならば、ふもとにある美しい湖も画角に入ってよさそうですから、ね。
彼が描いた場所は、自身の故郷を描くのには、最もふさわしい場所だったのでしょう。
のんびりとした、あたかも時間がゆっくり進んでいるかのような
「古き良き」19世紀のハイランドのワンシーン。
自然の永遠性に気付かせてくれる、素敵なファインアートです・・。
(Buyer/YM)
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