The Bavarian Alps / Oil Painting

デニムがおすすめする”アンティークインテリア”のオイルペインティング(油絵)です。
今から半世紀ほど前、20世紀前半に描かれた、ドイツ・バイエルンアルプスの美しい風景画です。
厳冬から徐々に暖かくなり始めた時節・・でしょうか。
まだ朝靄のかかっている時分ですが、昼に近くなり、太陽が高くなれば
澄んだ青空と高く立ち上る雲が見える、そんな天気ですね。
4月から5月といった頃なのでしょう。
こちらの作品には"the Bavarian Alps"(バイエルン・アルプス )とタイトルがついています。
作者はグスタフ・ワイス・ローレスGustav. Weiss-Loreth (1913-20th Cあるいは1886-1973)。
ドイツ系の風景画家として、名の知れたアーティストになります。
おそらくアンティーク絵画ファンの方でしたら、その名をご存じの方も多いことと思います。
20世紀のハイランドぺインターの一人として、欧米のプライベートコレクター(個人収集家)には
良く知られたイギリス人アーティストです。
残された作品は多くはないので、絵画オークションなどで見かけることはまれですが、
まれに出てくるとかなりの高値がついている作家になります。
近年非常に人気が出ているとのことで、ボナムスなどの大手の絵画オークションでもその名を見かけることができます。
確かに彼の作品の特徴として、まずスケールが大きい。
また作品の構図が広角で抜けが良く、色遣いも鮮やかで明るい。
デコラティブなピクチャーフレームとの相性も良く、
富裕層の邸宅のインテリアとして、非常に適した絵画と言えそうです。
きっとこれからも、彼の作品への評価は、上がることはあっても下がることはないことでしょう。
ただ不思議なのは、グスタフ・ワイス・ローレスに関する人物評がほとんど見当たらないこと。
ネットなどで探してみても、見つかるのは彼の作品情報ばかり。
バイオグラフィ的な情報には一切行きつくことはできませんでした。
しかも、現代作家ながら、生年や活躍した時期すら不明。
出生もドイツ・ミュンヘンであったりスイス・ザンクト・ガレンであったりと、本当に存在したのかどうかさえ、
疑問に感じてしまうほど、情報が閉ざされています。
・・ということは、彼はまだ生きている人物?
あるいは”グスタフ・ワイス・ローレス”とは、本当は誰かのペンネームで、実在しない人物・・とか?
まあ、でも、良くわからないから逆に想像力が掻き立てられて良いのかもしれませんけど、ね。
こちらの入手経路は、イギリス東部ノーフォークのアンティーク絵画ディーラーより、
デニムが直接入手いたしました。
ディーラー情報によれば、出所は、ノースノーフォークにある
かなり大きなヴィクトリアン調のカントリーエステイト(お屋敷)とのこと。
未確認情報ですが、こちらの作品は四部作になっている作品の一つ、ということで、
そのうちの一つはボナムスのオークション経由で流通しています。
つまり、こちらの作品も、世界的なオークションハウスの目に留まるほどのに
その価値を認められていた作品、ということになります。
確かにこちらの風景画は、秀作として一定以上の評価を受けてしかるべきもの、と思います。
20世紀印象派のランドスケープぺインターの代表的な一人になるであろう、
彼の芸術観を理解しやすいスタンダードな作品ではないかと思います。
そうした観点から、お安くはない作品ですが、かといって割高では決してありません。
相場から見て、順当な価格ではないかと思います。
むしろ、現在のアンティーク絵画としての人気を考えると、将来的な資産価値として
割安と思える時が来るのでは、とさえ思われます。
間違いなく歴史に名を残す、現代のオールドマイスターの秀作です。
ぜひアンティークファンの方のお手元に・・。
(Buyer/YM)
価格(税込):
79,920
円
参考市場価格:
77,700
円
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